
アルバイト・パートさんの採用や育成を担う皆様を、心から応援する連載コラム。
アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。
アルバイト・パート募集のコツやポイント。
求人広告などでも今すぐできる、応募者を増やす方法・工夫の第24回。
今回は、子育て支援制度についてご案内致しましょう。
□子育て支援制度あり!
( 小学校や中学校入学時は、ランドセルや入学用品もプレゼント! )
□子育て支援手当あり!
□お子様の保育所・幼稚園支援制度あり!
前回ご案内させて頂いたフリーター層等を採用ターゲットとする獲得施策の記載の一方で、最近徐々に増えているのが、結婚を契機に離職したけれど再び働きたいヤングミセス層や、ワーキングマザー層を採用ターゲットとする獲得施策の記載です。
子育て支援制度の詳細は各企業により様々。支援内容もアルバイト・パートさんの在籍期間や勤務内容によって幾つかの支援段階を設けていることが多いのですが、
☞お子さんの年齢と人数ごとに、子育て支援手当等の名目で別途手当を支給する
などの支援金的な制度から、
☞近隣の保育園等と提携し、保育園の保育料を補助する
などの昨今の待機児童問題まで踏み込んだ制度、
☞出退勤や勤務時間、勤務日・休日などをより柔軟にする
☞お子さんの誕生日にハートフル休暇、キッズバースデー休暇等の名称で特別休暇を設定
などの柔軟な勤務体系や休日休暇の制度、そして時には、
☞勤務状況の表彰を兼ねお子さんへのプレゼント贈呈
☞ランドセルや入学用品のプレゼント
などまで制度化し、活用されている企業様にも時折出会います。
人事を担う方々にはお馴染みの「 M字カーブ 」( 女性の年齢階層別労働力推移グラフ )は、上記のように時代の変化と共に徐々に浅くなっています。
結婚や出産を機に離職した女性が、家事や子育てに専念するライフスタイルが主流の時代は年を追うごとに大きく変化。
下図のように、子育てをしながら働くワーキングマザーも年を追うごとに少しずつ増加し、最近は約7割に迫るほどになってきました。
求職者人口が減少し続ける時代の中で、逆にその割合を増やしているのが、出産や子育ての時期を迎えても両立しながら働き続けたい主婦層やワーキングマザー層。
時代の変化の中で各企業が新たに注目し、子育てを応援する施策の工夫も含めて獲得施策に取り組み始めているのが働き続けたい主婦層やワーキングマザー層というわけです。
上記のように、ワーキングマザー層はお子さんの年齢と共に仕事に就く割合が高くなる傾向があり、お子さんの保育園や幼稚園、小学校や中学校への入学を契機に仕事を探す求職行動が増えるところも特徴的です。
一方で、気になる「 求人折込チラシ 」など、偶然目に留まった広告などによって求職活動を始める潜在求職層が相対的に厚いのも特徴。
毎春3月~5月上旬やお子さんが夏休み明けとなる9月~10月等の募集時期を見定めながら、
□家事や子育てとムリなく両立しながら働ける職場ですよ
□子育て支援制度も充実、共に働くみなさんの子育ても応援していますよ
等の訴求で潜在求職層を顕在求職者化する工夫も、ワーキングマザーの応募を増やす大切なポイントです。
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