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アルバイト・パート募集㊵集まる募集-入社祝い金

2016-07-05

アルバイト・パートさんの採用や育成を担う皆様を、熱く応援する連載コラム。
アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

アルバイト・パート募集のコツやポイント。
求人広告などでも今すぐできる、応募者を増やす方法・工夫の第16回。

前回の「 給与前払い制度 」に続いて、今回は『 入社祝い金 』へご案内を進めましょう。

入社祝い金イメージ-図

□入社祝い金あり!
□新生活応援入社祝い金〇〇円支給!
□3月〇日~4月〇日入社の方は、新生活応援入社祝い金支給!

こちらは以前から『 早急に必要な募集 』や『 大人数の募集 』等で活用されていましたが、最近は緊急性や募集人数にかかわらず、幅広い業界・職種で急増している工夫です。

例えば3~4月は卒業で離職するアルバイトさんが多い一方で、採用競争率も高い時期。

翻って長期勤務が見込める大学一年生は新生活でなにかと入り用でもあり、この時期に

『 新生活応援!入社祝い金支給! 』

などと魅力要因を訴求する募集は、マッチングという視点からも確かに理に適う募集です。

恒常的に入社祝い金を支給している企業様から、上記のように採用競争率の高まる時期だけ設定する企業様まで幅広い運用方法があり、運用の詳細も企業様によって様々ですが、

☞導入終了後 ( 2~3週程度が多い ) で半額、更に1~3ヶ月後残りの半額を支給
( 並行的に定着率UPの視界も考慮しているルールや運用がほとんど )

☞実際の祝い金額は、1万円~3万円が多いが、中には10万円以上の企業様も
( 業界や募集職種による )

☞導入修了式などのレセプションの場でのしぶくろに入れ現金手渡しする
( 祝い金の名称通り、祝いの場を創り社長様や店長様が言葉をかけながら手渡す )

などが一般的で、3つ目は定着率やアルバイト・パートさんのモチベーションアップにも寄与しています。

入社祝い金は、お祝いの場をつくり、社長様や店長様が言葉を掛けながら手渡す_図

特筆しておきたいのは、こちらの制度を活用している企業様は、面接力やマネジメント力も並行し高めている企業様が多いという点。

採用難の解決という目的だけではなく、「 定着 」や「 エンゲージメント 」を高める効果も並行して目的としているケースが多く、自ずと面接や現場マネジメント磨きにも力を入れるというわけです。

よって、導入にあたり「 入社祝い金だけ貰って辞められてしまったら? 」というお声を頂くことがありますが “ むしろ逆 “ 。

個人的に長年、ほんとうに数多くの企業様の採用や育成に携わってきましたが、入社祝い金だけを貰ってすぐに辞めてしまったというケースにはほとんど出会ったことがありません。

入社祝い金_制度設計_図

設計の基本的な考え方は、例えば採用が厳しいからと時給を50円UPする場合と比較してみると分り易いでしょう。

1日8時間、週5日働いてくれるアルバイト・パートさんの時給を50円昇給すると一か月で8000~1万円弱の人件費増。

昇給は、新しく入社するアルバイト・パートさんだけ……というわけにはいきませんから、10名なら1年で100万円前後、20名なら200万円前後の人件費増となります。

 入社祝い金の多くは実質的に1か月~3か月スパンで支給していますが、ある意味一時金。

50円程度の昇給を考えるなら、昇給分の永続的な人件費増や全スタッフの同時昇給の増加を伴わない1~3万円の入社祝い金の方が費用対効果は高くなるかもしれません。

また、入社祝い金ほど浸透していませんが、最近では

『 アルバイト・パートさんは継続期間に応じた慰労金支給制度あり‼ 』

『 大学生は継続期間に応じ卒業旅行 & 新生活応援金支給‼ 』

などの募集も見られるようになってきました。

こちらの多くも前述と同様の考え方をベースにしていますが、ケースによっては全員一律の昇給ではなく、より長く頑張ってくれる方にこそ酬いたいという人事制度設計の基本方針が貫かれているものもあります。

後程詳しくご案内しますが、こういった制度は形だけでなく人事方針や少しロマンチックに言えばどんな理念からスタートしているのかも大切な要素。

組織全体が持つ理念や方針と一致している工夫こそが、より大きな成果を生み出します。

次回は、曜日や時間ごとの時給UPの工夫に進んでいきましょう。

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