アクトビジョン 人と組織の未来のために

アルバイト・パート募集㊱集まる募集-時給は1分単位

2016-06-10

アルバイト・パートさんの採用や育成を担う皆様を、熱く応援する連載コラム。
アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

アルバイト・パート募集のコツやポイント。
求人広告などでも今すぐできる、応募者を増やす方法・工夫の第12回。

今回は、『 時給は1分単位で累積支給! 』の記載へご案内を進めましょう。

 時給は1分単位で累積支給!-図

□時給は1分単位で累積支給!

講演やセミナーでこちらの題材になると、特に人事を担っている多くの皆様からは

「 これこそ、あたりまえでは? 」
「 あえて記載することでしょうか? 」

というお声を頂きます。

けれど、ここ数年『 勤務時間の過少申告の強制 』や『 実際に働いた時間の切り捨て 』等に関連する行政指導や書類送検が相次いでいるのも事実。

つい先日はアルバイト・パートさんの勤務時間の15分未満を恒常的に切り捨てていた企業が労働基準法違反であると国会の場で告発……の報道までありました。

報道で社名が挙がった企業の中には大手企業も数多くあり、勤務時間を切り捨てられていたアルバイト・パートさんは膨大な人数にのぼります。

メールやLINE等で情報が瞬時に拡散する時代の変化の中、情報は彼ら彼女らのコミュニティから次々と広がって、ここ数年、求職者は時給が1分単位で計算され、全額支払われているかにとても敏感になっています。

応募までの心理的な流れ―AIDMSA(アイドムサ)の法則 Attention ( 注目 )→Interest ( 興味・関心 )→Desire ( 欲求 )→Motive ( 動機 )→Search ( 検索・調査・確認 )・Safety ( 安心 )→Action ( 行動 )→Satisfaction ( 満足 ) ・Share ( 共有 ) -図

ここで、しっかり法定基準を認識し、店舗や現場で徹底する企業様が打ち出しているのが、『 時給は1分単位で支給 』の記載です。

勤務時間を切り捨てないことは本当にあたりまえのことですが、これまでご案内のように、ブラックバイトホワイトバイト等の言葉が浸透し、求職行動に影響を与えている時代。

以前ご紹介したAIDMSA ( アイドムサ ) の法則にも通じますが、今の時代の求職者は、興味をもち納得・共感した後で『 Search ( 検索・調査・確認 ) 』『 Safety ( 安心 ) 』を経た応募行動をとるようになっています。

働く背景や価値観が多様化する一方で、様々な情報収集手段とその情報に敏感な求職行動へも変化している応募者。

「 私たちは法令遵守し、アルバイト・パートさんが働き甲斐のある職場を創っています 」

「 この求人はホワイトバイトの募集です 」

を明記しておくことが、多くの応募者を集めることに繋がる時代なのです。

PlanA…永続的な成長や法定基準を視野にあたりまえを現場や店舗で徹底し「 人が集まり続ける 」組織創り-対-PlanB…コスト削減や目先の利益を視野に自らの首を絞める判断を実行し「 人が集まらなくなる 」組織創り-分かれ道-図

逆に、あそこはブラック企業・あの求人はブラックバイトという情報が一度コミュニティに広がってしまうと、地域でのその後の求人費の効率は極端に悪くなってしまいます。

『 あたりまえのことをあたりまえにやらない 』企業やお店は、どんなに求人募集をしても、やがてその地域からは誰も応募しなくなる……。

強制された過少申告と実勤務時間との差や、切り捨てられた時間の給与は、過去2年に遡って支払うことが求められるため、行政指導や書類送検と共に、企業規模によっては「 数千万 」から「 億単位 」の未払い賃金を支払った……という報道も後を絶ちません。

☞永続的な成長や法定基準を視界に「 人が集まり続ける 」組織創り

を選択し、現場や店舗であたりまえのことを徹底するのか、

☞コスト削減や目先の利益を視野に「 人が集まらなくなる 」組織創り

を選択し、結局より多くの損失を招き自らの首を絞める判断を実行するのか。

ワクワクする未来を実現する『選択』…自社や自組織の本当の目的を見失わない選択 対 手段が目的にすり替わった『選択』…自社や自組織にかかわる人の誰を幸せにしているのか?-図

『 時給は1分単位で累積支給! 』の記載が応募者を集める背景には、会社や組織として自社や自組織はどうあるべきか……という奥深さが広がっていて、講演やセミナーで、こちらの背景をご説明する際、時折、思わずせつなさがこみ上げてくることがあります。

企業や組織は、かかわる人を幸せにする存在であって、コストや利益はその手段。

手段がいつのまにか目的にすり替わると、結局、将来その組織の永続的な成長・発展は実現できない選択をしがちになります。

Webを通しではありますが、ご縁を頂き、このコラムをお読みの皆様だからこそ法令遵守、あたりまえのことをあたりまえにやる組織づくりで、ワクワクする未来を実現する選択……を心から応援しています!

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