アクトビジョン 人と組織の未来のために

アルバイト・パート募集㉑ヒトゴト組織の7つの用心 2

2016-03-10

アルバイト・パートさんの採用や育成を担う皆様を、熱く応援する連載コラム。
アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

アルバイト・パート募集のコツ。「 集める 」採用から「 集まる 」採用への第6回。

前回に引き続いて、ヒトゴト採用の組織にはどんな現場マネジメントの共通点があるのか、後半を見ていきましょう。

ヒトゴト組織の7つの用心①入社後何も教えらていないのにいきなり仕事②シフト等が強制的で事情を聞いてくれない③業績に追われピリピリした雰囲気④どんなお店にしたいのか分らない⑤理不尽に感じる指示⑥納得感の無い叱り方⑦達成感・成長感を感じても…褒めない・認めない・(共に)喜ばない_Ⅱ図

□入社当初からいきなり仕事につかせている ( 教えず、指示せず、見守らず )

入社当初、アルバイト・パートさんの仕事や職場への「 適応感 」「 充実感 」「 達成感 」「 満足感 」を押し下げ、「 負担感 」を高めてしまう最初の要因がこちらです。

アルバイト・パートさんたちが職場に適応していないと感じ、「 負担感 」ばかりだったら、いくら「 友人や知人を紹介して! 」と伝えても、紹介できるはずがありません。

忙しい職場ほど「 やった!やっと人が揃った♪ 」と、早々に仕事につかせ人手にしてしまう傾向がありますが、入社初日から数日は、後程ご案内する「 導入 」という大切なステップの時期です。

□朝礼やMeetingなどで、歓迎し迎え入れる「 心の居場所創り」の仕掛け。
□仕事につかせる前にガイダンスや職場ツアーなどで「 職場・会社・仕事や役割の全体像 」を理解してもらう仕掛け。
□知識や経験がない状態から、ステップバイステップで戦力化していく「 育成プログラム 」の仕掛け。

などの整備は、ワガコト採用の組織づくりだけでなく、後程ご案内する「 定着率の向上 」の側面からも大きな意味を持っています。

忙しい時ほど少しだけ我慢して丁寧な「 導入 」のステップを。

忙しいからと新人をすぐ人手にしてしまうと、逆に、もっと人が足りなくなり余計に忙しい事態を招いてしまいます。

内発的動機づけ・外発的動機づけ 図

□事情や意見を聞かず ( シフトなど ) 半ば命令的に強制している

多くのアルバイト・パートさんは、学業や家事などとの両立を前提としています。

時代の変化で働き方の多様化が進む中、アルバイト・パートさんたちにとって

□事情に配慮してもらいながら働ける
□自分で決めたスケジュールで働ける

要素はますます重要になってきていて、ここで大切になるのが以前「 内発的動機づけ 」「 自己選択感・自己決定感 」でもご案内したマネジメントスキルです。

ヒトゴト採用の組織では、このスキルを意識しないまま、

□職場が理想のフォーメーションでも、アルバイトさんが強制されていると感じる状態
□逆に、アルバイトさんたち優先で、職場が回らない状態
□更に、アルバイトさんが強制されていると感じながらも、職場も回らない状態

が多いものですが、目指すのはアルバイト・パートさんたちが「 自分で決めている 」と感じながら働け、会社や職場も「 理想のフォーメーション 」が整っている「 Win-Win 」の状態です。

アルバイトさんの仕事や職場への「 適応感 」「 満足感 」が高く、職場も順調に回る。

特にシフト管理の難しさは多くの企業様からお声を頂きますので、定着・育成・活性化の項で更に詳しくご案内致しましょう。

投げるボールは、アルバイト・パートさんが受け取れるよう変えることが大切 図

□業績のことばかりで、職場全体がピリピリした雰囲気

職場をマネジメントする立場、若しくはそれをサポートする立場の皆さんは、特に店長会議や業績報告会議などの後、会議の空気をそのまま職場にまき散らしていませんか?

責任ある立場の方こそ受け取れる「 剛速球 」的な空気は、アルバイト・パートさんたちにはとても受けられないものばかりで、時にそのボールで怪我をしてしまうかもしれません。

会議等で受け止めた剛速球は職場に帰ったらいくつかに分解し、アルバイト・パートさんが受け取れるボールに変えて伝えることが大切です。

極端な例では、店長会議で「 ( 店長は一つのお店の経営者であるから ) 経営者感覚を持て 」と言われ、職場に帰ってアルバイト・パートさんたちに「 経営者感覚を持て 」とそのまま伝えていた事例もありました。

アルバイト・パートさんは「 経営者感覚を持て 」と言われるより、「 具体的な改善点 」「 今すぐできる具体的な指示 」の方が分かり易く、求める成果も出やすくなります。

店長会議などで受け取った「 剛速球 」は、アルバイト・パートさんが受け止め易いボールに変える

このあたりも後程詳しく触れますが、ビリビリした空気からは、何も良い結果が生まれない時代になっています。

□どんなお店にしたいか共有されていない

こちらは、職場活性度の「 有意志動性 」「 結束性 」「 遂行性 」「 確動性 」などに関わるポイントです。

有意志動性とは、自分達は何ために頑張っているのか、どこへ向かって頑張っているのか等が組織として共有され、組織エネルギーの高い状態のこと。

他の、結束力を示す結束性、業務遂行力を示す遂行性、仕事の正確さや効率を示す確動性も「 どんなお店にしたいか 」が発信されている職場の方が、高い結果になっています。

「 どんなお店にしたいか 」も前述のようにアルバイト・パートさんたちが分かり易いボールにすることが大切ですが、ただ一方的に投げるだけでなく、アルバイト・パートさんたちと

「 どんなお店に 」

をキャッチボールする機会も、かけがえのない時間になるでしょう。

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