アクトビジョン 人と組織の未来のために

仕事環境を高める② 仕事環境のハードとソフト

2013-05-25

募集採用の成功法則の3つめ、『 採用力 』 を高めるということ。

採用力の2つめの要素としてご紹介しているMission & Culture – 仕事内容・仕事環境

前回ご案内の 「 執務環境 」 に続いて、もう少し手を付けやすい他の視点にご案内を進めていきましょう。

まずご紹介の図の中の 「 執務 」 と 「 業務 」 と 「 職務 」 の違いについてですが、ここでの意味合いは、商法などの規定からは離れて、

●執務環境……立地や内装や設備や機器などのハード面

●業務環境……営業なら営業、事務なら事務など、それぞれ取り組むべき役割を成し遂げるための活用資源の充実度や指揮・命令・援助・支援機能、業務の遂行環境や業務の進め易さ

●職務環境……役割や業務によらず、あいさつ・返事・後始末・整理整頓はしっかり行う、忙しい人や困っている人がいたら助ける、新入社員には指導・育成する……など、その職場全体としての働き易さ

と改めて整理しておきましょう。

Shigoto_kankyo_01

「 仕事には業務と職務の2種類がある! 」

「 業務だけでなく職務も全うすることでこそ、職場全体はより良いものになっていく 」

この辺りの感覚はリクルート時代に教えこまれた、まるで標語のように語り伝わる教示が基になっているのですが、専門的な感覚とは少し異なるところはご了承頂ければ幸いです。

◊ ◊ ◊

さて、このように仕事環境の改善は、執務環境だけでなく業務環境職務環境、更にこれらと密接な関係にある組織風土企業文化の視点から捉えることがとても大切です。

業務の遂行や成果を求めていながら、それらを阻害している要因はないか。

業務の遂行や成果に対し、活用できる資源や援助・支援機能は充分か。

そして共に働く人たちが、不健全な理由によるストレスや働きにくさを感じてはいないか。

それらと連動する組織風土や企業文化は充分に活性化しているか。

オフィスの立地や設備類などのハード面を立派にしても、こういった業務環境や職務環境、組織風土や企業文化というソフト面が伴わなければ、本当の意味で仕事環境を改善することにはなりません。

Shigoto_kankyo_02

予算を掛けいくらスペックの高いハードを整えても、それを動かすソフトが充実しなければできることは何も変わらない……という点はITやコンピューターの世界とよく似ています。

大きな予算を割いて大きなフロアに移転したが、コミュニケーションが希薄になってしまい逆に上手くいかなくなった……。

社内BARや社内フィットネスなども含め、大きな予算を割いて流行りのオフィスデザインを取り入れてみたが、どうも全体の気が緩んでしまった……。

ハード面を充実させたが、ソフト面が追い付かず逆に上手くいかなくなった……という事例にも、確かに幾つか出会います。

仕事環境を改善する手順は、ITやコンピューターの世界と同様で、まずソフト面が先行し、後からハード面が追い掛ける……という形が、組織においても理想なのかもしれません。

《 コラム一覧はこちら 》《 コラムアーカイブスはこちら 》

←「採用力の1つめの要素」前章へ・次章へ「採用力の3つめの要素」→

ページ上部へ戻る