アクトビジョン 人と組織の未来のために

目的や未来を語り合う組織

2012-11-09

企業経営や組織マネジメントを担う皆様をはじめ、人事や人材育成を担う全ての皆様に贈る人材育成のヒント集。

アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
ご案内している 「 人が育つ組織 」 と 「 人が育ちにくい組織 」 。

3つめにご紹介したいのは、「 目的や未来を語り合う 」 というキーワードです。

 
「 人が成長する組織 」 に共通しているのは、自分たちの本当の目的、未来を語り合う場面が多く、様々な形で自分たちの 「 組織の本質 」 を共有しているという特徴です。

本当の目的とは、自分たちは何のために存在するのか、何のために頑張っているのか……等の経営理念やコーポレートミッションの視界。

語られる未来とは、漠然とした夢や希望でなく、具体的に実現したい姿・状態、長期構想やそれをどのようにするか……などのビジョンや戦略、計画やフォーメーションの視界です。

こういった視界で捉えると、例えば目の前の目標達成もひとつの手段。

その先にあるものを共有しながら今を全力で頑張る組織は、人が大きく育っています。

「 未来 」 を語り合うためには、 「 お客様に選ばれている理由 」 「 自分たちの強み 」 等の 「 現在への理解 」 も大切です。

もちろん 「 創業からの歩み 」 「 ステージの変遷 」 等の 「 過去の共有 」 も大切です。

自分たちの過去・現在を鮮明に共有しながら、未来を語り合う。

自分たちの使命、強み、変遷を共有しているからこそ、深く語り合える未来。

ここまでくるともうお気づきかもしれません。

目的や未来を語り合う組織は、以前ご紹介した 経営階層 が連鎖し、ひとり一人がそれぞれの階層を我がこととして語り、更に磨き上げている組織……ということもできます。

Link_and_Structure_05

自分たちはどこへ向かって頑張っているのか。

自分たちは何のために頑張っているのか。

この視界を語り合うと真のゴールが鮮明になり 「 頑張ること 」 と 「 やりがいや充実感 」 を力強く結びつけていきます。

どんなお客様に、どんな価値を、どうやって提供していくのか。

この視界を語り合うと日々の仕事に魂が吹き込まれ、本物の仕事が生み出されていきます。

ではどんな目標を、いつまでに、どんな計画で成し遂げるのか。

この視界を語り合うと期限や成果が我がことに変わり、よりいっそうの本気で更により良いやり方を求めさせます。

理念、ビジョン、戦略、戦術、計画から実行まで、それぞれの階層が連鎖し語り合う組織。

それは、人が育つ組織でもあったのです。

◊ ◊ ◊

一方 「 人が育ちにくい組織 」 に共通しているのは、目的や未来が不鮮明なままで、現在をとにかく頑張っているという特徴です。

今日の売り上げは……。今週が期限のあの案件は……。今月の目標達成は……。

その達成の先に何があるのかを語り合うことがないまま、とにかく今を追いかけている。

今、こうして頑張ることで何がどうなるのか。

どんなお客様に、どんな価値を、どう提供することが真価を高めることなのか。

こういったことを語る場がとても少なく、語られる話題は日々の業務周りばかり。

これでは人材が大きく育つ時間的・空間的な視界も広がりにくく、つかむ仕事の本質も浅いものになりがちです。

目的や未来が不鮮明なままの組織は、人が育ちにくい組織でもあったのです。

◊ ◊ ◊

自分たちは何のために、どこから来てどこへ行くのか?

自分たちの真の価値提供は?

それはどんなやり方、どんなシナリオで成し遂げるのか?

理念等を立派な一文にまとめることが必須というわけではありませんが、日々の業務の中、こういった話題を語り合う場は、人を大きく育てる上でとても大切な場になっています。

《 コラム一覧はこちら 》《 コラムアーカイブスはこちら 》

←「内発的動機づけ・外発的動機づけ」前章へ

ページ上部へ戻る