アクトビジョン 人と組織の未来のために

誰が育てる?どう育てる?⑦ 指導・育成5つのステップ

2012-05-21

ご案内している誰が育てる?どう育てる?

「 関係性の土台」「 モチベーション 」 の階層の上に 「 意義や目的 」 の階層を築いたら、いよいよ具体的な指導・育成の階層です。

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『 やってみせ、言ってきかせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ 』

「 どう育てるか 」 を語る場面で、語り継がれているのが山本五十六元帥の言葉。

こちらの言葉にあるように、育成担当者が実際に教える場面では、

① 実演-実際にやってみせる。お手本を見せる。

② 説明-ポイントとなる点を説明する。解説する。

③ 確認-伝わり度合い、理解度を確認する。

④ 実習-実際にさせてみる。経験させる。

⑤ 評価-できている点や良い点を褒め、改善が必要な点を再び実演、説明、解説する。
 
という基本的な 「 5つのステップ 」 を踏まえることが大切です。

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映画やドラマ……特に職人さんの世界が描かれる物語では、①の実演のステップだけで

「 仕事は見て覚えろ! 」 「 技は見て盗め! 」

……というシーンがありますが、あれは映画やドラマの演出がほとんど。

組織で人材育成を担う方は、「 見て覚えろ! 」 ではなく、この5つのステップを踏まえた教え方が求められるわけです。

◊ ◊ ◊

後程ご案内しますが、この5つのステップを踏まえるためには、育成を担う方自身が、

●実際にやってみせられる知識やスキル

●ポイントを説明でき、できている点や良い点、改善が必要な点を見極められる経験

●改善が必要な点に対し、改善方法の提案や的確なアドバイスができること

が必要です。

先の二つは一朝一夕では身に付きませんから、育成担当の選出条件の一部とすることが多いでしょう。

後の一つは、指導育成者のレクチャー時に丁寧にすり合わせ、アドバイスの仕方や教え方の引出しを増やしておくと良いでしょう。

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ここで応用して頂きたいのが、以前ご紹介した 「 分けると分かる 」 という原則です。

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「 まず、知識。〇〇〇ということを教えるね 」

「 では次に、スキル。◎◎を高めるために◇◇で練習してみよう 」

など5つの領域ごとに分けて教えるというポイントの他、名刺交換の事例でご案内した

「 まず、私がお客様のどこに立つか……にだけ注目してくださいね 」

「 次に、私の顔の向きを良く見てください 」

「 では、次にお渡しする名刺の持ち方です。この手の部分、特に指先の位置に注目です 」

などセグメントごとに細かく分けて教えるという原則は、この5つのステップでこそ大活躍するはずです。

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