アクトビジョン 人と組織の未来のために

内発的動機づけ・外発的動機づけ②

2012-10-15

ご案内している人材育成のコツ。

前回ご紹介の「 内発的動機づけ 」「 外発的動機づけ 」

意識するしないにかかわらず、各企業や組織では内発的動機づけ外発的動機づけを活用し様々な施策が実施されています。

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経営理念や企業思想の浸透、ミッション・ビジョン・バリューの浸透、経営7階層の連鎖、Must-Will-Can研修やDNA浸透研修などの各種研修、クレドカードや社員手帳、定期面談、あえて業績を一切話題にしない業務改善会議、お客様満足会議、各種プロジェクト……。

これらは、どちらかといえば内発的動機づけを活用した施策です。

対して、インセンティブも用意した販売キャンペーン、同様の種々コンテスト、強化月間、目標必達週間……。もう一方では、ノルマを課す、減給や解雇をちらつかせる。

こちらは、どちらかといえば外発的動機づけを活用した施策と言えるでしょう。

内発的動機づけと外発的動機づけは、企業で実際にビジネス活用しようとすると、それぞれにメリットデメリットが現れてきます。

それぞれの特性をしっかり踏まえた上で活用することが望ましい―というわけで、改めて、メリット・デメリットも整理しておきましょう。

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ここで残念に感じるのは、インセンティブやノルマなど外発的動機づけばかりが多用され、内発的動機づけを積極的・継続的に活用していないケースです。

インセンティブやノルマなど外発的動機づけは即効性があり強力ですが、あまりに多用すると副作用も強い施策です。

当初は刺激になっていたインセンティブは徐々にあたりまえになり、さらに刺激を与えるにはより多くの刺激、多くのコストが必要になったりもします。

組織の状態が受動的他責的依存的になる傾向もあり、継続的な活用に注意が必要である点は、充分押さえておきたいところです。

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一方、内発的動機づけを全社的に活用している組織は、持続的で主体性に基づいた組織活性が育まれています。

ひとり一人が自ら湧き上がるエネルギーに突き動かされていて、創意工夫がなされ、没頭し、集中し、それぞれの仕事も短期的な成果だけでなくその真価の発揮に繋がっています。

というわけで、組織として健全に持続的な成長を目指すなら、実施する施策の主従関係は、あくまでも内発的動機づけに基づくものが主になるはずです。

内発的動機づけに基づく施策を継続することこそが、組織としての基礎体力を養い、健全な発展を支えます。

外発的動機づけによる刺激策は、あくまでも内発的動機づけによる継続施策のサポート役

その副作用に注意しながら、ここ一番という場面だけ要所要所で活用する―というバランスがとても大切です。

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