アクトビジョン 人と組織の未来のために

内発的動機づけ・外発的動機づけ①

2012-10-10

経営やマネジメントを担う皆様をはじめ、人と組織の成長・発展を想う……
そんな熱い皆様を応援する、組織活性化のヒント。

アクトナビの藤井です。
数多くのウエブサイトの中からactnaviへお越し頂き、ありがとうございます。

ご案内している人材育成のコツ。

前章でご案内した「 育て上手な人の3つのポイント 」。

ここで前章と密接に関係する『 内発的動機づけ 』『 外発的動機づけ 』 という心理学からの考え方を押さえておきましょう。

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自己効力感・有能感有意味感・必要感自己選択感・自己決定感それぞれへ働きかける、育て上手な人がしているたった3つのこと。

実はこれらの様々な働きかけは、心理学の『 内発的動機づけ 』という考え方に、とても深くかかわっています。

この 『 内発的動機づけ 』 と相対するのが 『 外発的動機づけ 』 という考え方。

今日的には『 内発的モチベーション 』『 外発的モチベーション 』という言葉の方が、より身近に感じられるかもしれません。

「 内発的動機づけ 」は、内面から自ずと湧き上がってくる「 意欲 」「 興味 」「 関心 」等からハートに火がつく状態のことで、前章のご案内はこちらに基づく関わり方の基本です。

逆に「 外発的動機づけ 」は、人為的な外からの刺激によりハートに火がつく状態のことで、インセンティブがあるから、給与が上がるから等の評価報酬によるもの、怒られるから、給与が下がるから等の強制懲罰によるものがあります。

この「 内発的動機づけ 」「 外発的動機づけ 」について、私自身がこれまで実際に数千人の方々の育成マネジメントにかかわりながら肌で感じるのは、

□内発的動機づけの効果は永く続く、外発的動機づけの効果は徐々に薄れる

□内発的動機づけは成果まで時間がかかる場合がある、外発的動機づけは即効性がある

□内発的動機づけは育成者のスキルが必要、外発的動機づけは誰でもできるがコストが必要

□内発的動機づけの当事者意識は主体・自責・成長、外発的動機づけは受動・他責・依存

□内発的動機づけは緩効性だか副作用はない、外発的動機づけは時に強力だが副作用が強い

という、それぞれの特徴です。

このあたりは分かり易いよう、他の項目も含め一覧にしておきましょう。

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「 内発的動機づけ 」による行動は、自ら湧き上がるエネルギーに突き動かされているので、没頭しやすい集中が持続しやすい長くやっていても疲れない創意工夫が伴いやすい仕事そのものの価値や貢献度が高まる……等の側面も持っています。

「 外発的動機づけ 」による行動は、外からの刺激により動くので、強い瞬発力がある反面、受動的になりやすい、( 刺激がないと動かなくなる等 ) 依存しやすい仕事そのものの価値や貢献度を高めにくい等の側面も持っています。

各企業では、組織モチベーションや業績へ向かうエネルギーを高めるために、様々な対策が実施されています。

それぞれの対策を、この「 内発的動機づけ 」 と 「 外発的動機づけ 」 の視点から見ると、これまでのご案内とはまた違った人材育成のポイントへ広がっていくのですが、この点は、次回ご案内させて頂きましょう。

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