アクトビジョン 人と組織の未来のために

面接力UPのコツ5 ファン化・同志化(モチベイト)⑧

2015-04-20

活性化する組織、発展する企業創りの入り口……募集採用。

人材採用や面接選考を担う皆様をはじめ、企業経営や組織マネジメントを担う皆様に贈る 「 採用力 」 を高めるための連載コラム。

アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
面接力を高める 5つのポイント

その5つめとしてご案内しているファン化・同志化 ( モチベイト )

前回までは、この要素が充分に発揮されている面接選考の共通点をご案内してきました。

この頁から、特に 『 採用したい人材 』 と出会った場面……に焦点をあてていきましょう。

 
面接を進め、応募者が 『 採用したい人材 』 だと確信した場面では、「 ファン化 」 を越え 「 同志化 」 への働きかけに移っていきます。

「 同志化 」 とは、入社への意欲や、自社で働く動機を高めること。

別の見方をするなら、応募者の採用を決めるだけでなく、入社後にイキイキと活躍し、高いパフォーマンスを発揮できる土壌を創る……ことだといえるでしょう。

以前、「 採用と育成・戦力化は一体 」 であり、「 採用とビジョンの実現は一体 」 であるとご案内したように、より良い面接選考は、理念やビジョンと深く繋がっているものです。

入社した後でようやく育成や戦力化の扉を開けるのではなく、採用を決めたその瞬間から、扉を大きく開いていくわけです。

 
ここでご案内したいのが、人材育成のヒントの項 でご紹介した 「 モチベーション3×3 」 の応用です。

motivation3×3_for_interview

 
またまた昔の流行歌の節に乗せるなら、現在、人、未来~♪♪♪からのアプローチ。

この視点からのアプローチは、面接選考のファン化・同志化 ( モチベイト ) にも大きな力を発揮します。

以前のご案内同様、未来から順にご案内していきましょう。

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人は、イメージでき確信できるわくわくする明るい未来に向う時、そのハートを熱くする。

自社や自組織は何を目指し、どんな未来を実現したいのか。

この仕事はどんな価値を生み出し、どんな未来を創っているのか。

そして、もし入社するなら、この組織で何を目指し、どんなことを実現したいのか。 

「  採用したい人材  」 との出会いで、多くの時間が割かれるのが、この未来を語りあう場面です。

ここでは後述する「 ifのスキル 」 も活躍。

夢や志、理念やビジョンを通して、自社の存在意義、仕事の真価に共感してもらう。

それについて応募者に話題を投げかけ、応募者からも語ってもらう。

語り合いながら、そこに躍動感が出て、リアリティが膨らんでいくところを目指してみる。

これは、おぼろげだった動機を固め、大きなモチベイトに繋がります。

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人は、共感し信頼し、尊敬できる大好きな人たちと共に歩む時、そのハートを熱くする。

ラポールや鏡の法則など、これまでも繰り返しご案内していますが、このポイントの基礎となるのは、

『 人と人との出会い 』 『 人との交流 』 が応募者の心に深く刻まれる面接

であることです。

その上で、面接担当者自身が、自分が入社を決めた理由、この組織で成し遂げてきた仕事、この仕事を通して得た喜びや感動……など、様々な自分自身を語る

この時、既に応募者の取材・観察 ( インタビュー ) は済んでいる場面が多いので、話の中で、応募者と重なり合う話題は投げかけ、互いに自分自身を語り合う

 そこに生まれる共感や信頼を育むことは、大きなモチベイトに繋がります。

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人は、現在大切にされ必要とされ、充実感と自己効力感が伴う時、そのハートを熱くする。

このアプローチでも、その基礎となっているのが、応募受付や対面の場面から続く応募者に対するウエルカムのスタンスです。

歓迎・認知され、大切にされ、心地良い雰囲気の中で、自己重要感、自己効力感を高められている。

なんだか素敵な物語がはじまるような感覚を覚える。

この基礎の上にあるのなら、例えば具体的な業務説明、入社後の待遇や処遇の説明でさえ、モチベイトのための機会になります。

入社後の業務や職務、お願いしたい役割。

必要な知識やスキルと身に着けられる知識やスキル。

当面の目標と将来の目標。

評価のしくみやキャリアパスプラン。

直属の上司や共に働くチームメンバーのこと。

こういった説明の中で、ぜひあなたに……あなたでなければ……を伝えていくわけです。

応募者の中に芽生える、自分は今、この組織に必要とされている……

これから担う仕事は、自分がやらなければ……を大切に慈しむ。

業務説明や待遇や処遇の説明は、できるだけ面接選考の後半に……とお勧めしているのは、「 採用したい人材 」 に対し、それが大きなモチベイトに繋がるからです。

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