アクトビジョン 人と組織の未来のために

面接力UPのコツ4 評価・判断(ジャッジ)⑥

2014-12-20

活性化する組織、発展する企業創りの入り口、募集採用活動。

人材採用を担う皆様をはじめ、人と組織のわくわくする未来を担う皆様を応援する 「 採用力 」 を高めるためのヒント集。

アクトナビの藤井です。
毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
ご案内している 面接力を高める5つのコツ 。

その4つめのポイント 評価・判断 ( ジャッジ )

前回 ご紹介したように、評価・判断の場面では、的確な 「 規準と基準 」 がとても大切な役割を果たします。

評価・判断の場面で使うモノサシを間違えてしまうと、自分たちにとって価値あるものが見極められなくなる……。

では、人材採用や面接選考での的確なモノサシ…… 「 規準と基準 」 とは、いったいどこにある何なのでしょう?

 
それは、先にご案内した 「 目的と目標 」 「 評価・判断者の姿勢や視界 」 とも密接に繋がっているものです。

それぞれの頁でご案内させて戴いた

自分たちは、なぜ、なんのために、どんなことを目指して採用活動を始めたのか

自分たちはどうありたいのか、どうなりたいのか

自分たちがこうありたい姿とは、どんな仲間がいればこそなのか

自分たちがなりたい未来は、どんな仲間や同志が共に歩むことで実現するのか

……といった視点。

こういった視点を突き詰めることは、つまり、自分たちにとって必要な人材の要件を突き詰めていくことに繋がっています……。

 
ここで、前章をお読みの方は既にお気づきでしょうか。

『 自分たちにとって必要な人材の要件 』

これは、これまで繰返しご案内してきた 『 求める人物像 』 そのもののことです。

前章からお読み頂いた皆様には重ねてご案内ですが、面接選考の評価・判断の場面で 「 規準と基準 」 になるもの……それは 『 求める人物像 』 に他ならなかった……というわけです。

自社や自組織を時間的・空間的な広がりの中で見つめ直し、一例としてご紹介した

経験・能力の領域 ‐ 知識、スキル、経験・専門性

人物マインドの領域 ‐ 姿勢・態度、志向・価値観、地頭やエネルギー

物理的条件の領域 ‐ 年齢、性別、学歴、属性、通勤や処遇との適合

で、それぞれ抽出された要素。

それらを掘り下げ、優先順位を決め、じっくりと設定した

MUST要件

WANT要件

という具体的に言語化された人材要件。

面接力を高めるためには、自分たちにとって必要な人材の要件を考えつくし、こうした形で見出しておくことが不可欠です。

採用選考、面接選考の評価・判断 ( ジャッジ ) は、自ら考えつくし、自ら見出した 『 求める人物像 』 を 「 規準と基準 」 として成されるもの。

それは、どこかに探しにいって見つけてきた適性検査が決めたものでもなければ、勘や経験、印象や好みだけによるものでもありません。

評価・判断における的確な 「 規準と基準 」 は自分たちの中にこそあるもので、事前にじっくりと考え、抽出し、整理し、見出したものなのです。

人材採用、募集採用活動を成功させようとするなら、ここはとても重要なところです。

 
ある企業様の事例でご説明致しましょう。

分かり易く、A社とB社、事例掲出をご了解頂いたふたつの企業様をご紹介します。

A社は、伝統と格式を重んじる老舗企業。

扱う商品やサービスが伝統と格式に基づくものということもあり、お伺いすると、礼儀、マナー、言葉遣い……社員ひとり一人に 「 作法 」 と呼ぶべきものまで感じます。

A社がお客様に選ばれる理由は、この伝統や格式、作法とまで呼べる仕事やそれに裏打ちされた商品への揺るぎない信頼や安心感。

お伺いする度に私まで身が引き締まり、背筋を伸ばしたくなる社風です。

 
対してB社は、数年前に創業した若い会社です。

若者向けの新しいサービスや商品を提供しているということもあり、大切にしているのは 『 面白さ 』 や 『 楽しさ 』 です。

面白いサービスや楽しい商品は、自分たち自身が面白い仕事をし、楽しんでいなければ……という考え方の基、社内には 「 面白い? 」 「 楽しんでる? 」 という会話があちこちで飛び交います。

 
このふたつの企業の面接選考を見ていくと、まさに 『 求める人物像 』 の本質が見えてきます。

A社に採用される人材もB社に採用される人材も皆さん 「 優秀で良い人材 」 です。

けれど、ここが大切なのですが、

A社に採用される人材の多くは、B社では採用されず

B社に採用される人材の多くは、A社では採用されない

のです。

繰り返しますが、どちらも 「 優秀で良い人材 」 なのにです。

なぜ、こういうことになるのか……。

それこそが評価・判断における 「 判断規準と評価基準 」 …… 『 求める人物像 』 の本質を教えてくれるところなのですが、その詳細は……またまた長くなりましたので、次回に譲ることに致しましょう。

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