アクトビジョン 人と組織の未来のために

面接力UPのコツ3 取材・観察(インタビュー)⑨

2014-11-15

組織活性化、最高のチーム創りの入り口……人材採用。

面接担当者様をはじめ、人事や募集採用活動を担う皆様に贈る、「 採用力 」 を高めるためのヒント集。

アクトナビの藤井です。
毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
ご紹介している 面接力を高める5つのコツ

その3つめのポイント 取材・観察 ( インタビュー )

この章の最後に、面接で

「 質問してはいけないこと 」 「 不適切とされる質問 」

がある……ということも押さえておきましょう。

「 えっ、採用するかもしれない方なのに、聞いてはいけないことがあるのですか? 」

「 応募者を知るための面接なのに、不適切な質問って……?! 」

新任の面接担当者様やリクルーター向けの研修などの場では、そう驚かれる方もいらっしゃいますが、面接や選考を担う方は、憲法に定める基本的人権の尊重をはじめ、職業安定法や男女雇用機会均等法、個人情報保護法など、各種法令遵守の立場にもあります。

以下、就職差別につながる恐れのある 「 質問してはいけないこと 」「 不適切とされる質問 」 の一例を整理しておきましょう。

 ……………………………………………………………………………………………………

①本籍地・出生地に関する質問

「 本籍地はどこですか? 」
「 どこで生まれたのですか? 」
「 ご実家はどちらですか? 」
「 ご両親はどちらのご出身ですか? 」

②家族構成や家庭環境に関する質問

「 一人暮らしですか? 」
「 家族構成を教えていただけますか? 」
「 ご両親は共働きですか? 」
「 お父様の会社での役職は? 」

③住居や住宅事情、生活環境に関する質問

「 お住まいの間取りは? 」
「 お住まいは一戸建てですか?マンションですか? 」
「 お住まいの地域はどんな環境ですか? 」
「 今住んでいる家までの略図を書いてください 」

④思想・信条・人生観、購読する新聞や本などに関する質問

「 尊敬する人物は? 」
「 座右の銘は何ですか? 」
「 購読している新聞や雑誌を教えてください 」
「 愛読書を教えてください 」

⑤支持政党や宗教・信仰に関する質問

「 政治や政党に興味や関心をお持ちですか? 」
「 現在の〇〇党を支持しますか? 」
「 神様を信じる方ですか? 」
「 ご家族はどんな宗教を信仰していますか? 」

⑥労働組合や学生運動、消費者運動などへの参加に関する質問

「 労働組合に参加されたことはありますか? 」
「 学生運動に参加されたことはありますか? 」
「 労働組合についてどう思いますか? 」
「 これまで加入していた団体はありますか? 」

⑦男女雇用機会均等法に触れる質問

「 結婚する予定はありますか? 」
「 結婚しても働き続けられますか? 」
「 お子さんが生まれたら仕事はどうするのですか? 」

⑧その他セクハラ、パワハラと受け取られかねない質問

「 今つきあっている彼はいるのですか? 」
「 なぜ彼ができないのですか? 」

……………………………………………………………………………………………………

……如何でしょう。

この中でも尊敬する人物、愛読書などについては特に驚かれる方が多いところですが、これらは、面接や採用選考を担う立場の方には必携。

厚生労働省からは、採用活動を担う皆様のために 「 公正な採用選考について 」 という詳しい案内も出されていて、

・本人に責任のない事項 ( 上記では主に①~③ )

・本来自由であるべき事項 ( 上記では主に④~⑥ )

についての情報は、面接や選考過程で把握しないよう指針を示してくれています。
( 下記の「厚生労働省HP」の他、ハローワークなどでは冊子で頂くこともできます。 )

面接選考は、あくまでも応募者本人の能力や適性をもとに行なうもの。

応募者本人の責任ではないこと、本質的に自由であるべきことは選考情報としない……という意味からは、上記は面接選考には必要のない情報であるともいえます。

面接選考を担う立場の方は、「 質問してはいけないこと 」 「 不適切な質問 」 があるということを徹底し、公正な採用選考を行ないましょう。

※参考 : 厚生労働省HP 「 公正な採用選考について 」 
http://www2.mhlw.go.jp/topics/topics/saiyo/saiyo1.htm

 
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