アクトビジョン 人と組織の未来のために

面接力UPのコツ3 取材・観察(インタビュー)⑧

2014-11-10

組織活性化、最高のチーム創りの入り口……人材採用。

面接担当者様、募集採用活動を担う皆様をはじめ、
人と組織の活性化を担う全ての皆様に贈る、採用力を高めるためのヒント集。

アクトナビの藤井です。
毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
ご紹介している 面接力を高める5つのコツ

その3つめのポイント 取材・観察 ( インタビュー )

前回 に続き、今回は 「 感知 」 の側面についてご案内を進めましょう。

 
これまでご案内してきた 「 質問 」「 傾聴 」 の側面に加え、『 取材・観察 ( インタビュー ) 』 の段階で、もうひとつの大切な機能が 「 感知 」 という側面です。

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実は、この機能は応募者と対面する場面から発揮されるもので、ここで受け取る 「 第一印象 」 は面接選考の大切な判断材料のひとつでもあります。

皆様は、応募者からの第一印象をどのように受け取っていらっしゃるでしょうか?

熟練の面接担当者様は、ほんの数秒で応募者を理解し始めるものですが、一例を整理しておきましょう。

・服装や身だしなみ ‐ 場の把握と状況対応力、自己客観力、対人関係力など

・持ち物やその扱い方 ‐ 自己管理力、社会性、感性の豊かさ、感謝心など

・姿勢や態度 ‐ 規律性、誠実性、積極性、自己効力感、自信の度合い

・挨拶のし方や入室時や椅子に座る些細な動作 ‐ 緊張度、心の状態

・目の輝きや表情 ‐ 意欲、エネルギー、積極性、誠実性

・声の張りや言葉遣い ‐ 経験、コミュニケーション力、緊張度、心の状態

ここで、例えば 「 清潔感溢れる、場に相応しい服装や身だしなみ 」 「 持ち物に愛着を感じる丁寧な扱い 」 「 落ち着いた態度で背筋がすっと伸びた姿勢 」 「 親しみのある笑顔で目に輝きがある 」 ……そんな方が現れたなら、なんだかわくわくする面接の予感を感じるものでしょう。

但し、面接選考における 「 印象 」 には、「 第一印象 」 と 「 全体把握をした上での印象 」 があります。

評価誤差の視点や、時代の変化に伴う 「 第一印象 」 の役割については 後程詳しくご案内 させて頂きますが、第一印象だけに捉われて、偏った見極めにならないことも大切です。
 
 
続いてこの機能がふんだんに発揮されるのは、面接もいよいよ佳境に差し掛かる場面が多いでしょう。

取材・観察も進み、様々な応答も核心に迫っていく中、応募者が話している言葉と、応募者から発せられるメッセージが異なって感じられる……そんな場面に出会うことがあります。

人間は、表現と心情が常に必ずしも一致するとは限らない……。

つまり、応募者が 「 言ったこと 」 と、応募者の本質が 「 言わんとしていること 」 は、常に必ずしも同じではない。

面接を担う方々は、このことを踏まえ、応募者からの本当のメッセージを 「 感知 」 しながらインタビューを進めなければならないわけです。

 
こういった状況は、営業や販売職、渉外の業務などに携わってこられた方々には、少し身近に感じられるでしょうか。

一例では、プレゼンテーションなどの後、お客様から戴く 「 検討しておきます 」 という言葉。

この同じ 「 検討しておきます 」 にも、実に様々なメッセージが秘められています。

例えば……

・ ( 言い放つように早口で ) 「 検討しておきます! 」

・ ( 目を逸らしながら力なく ) 「 検討しておきます…… 」

・ ( 足先を揺すりながら機械的な口調で ) 「 検討しておきます。 」

・ ( 笑顔でこちらの目をしっかり見て )  「 検討しておきます。 」

それぞれ使われている言葉は全く同じです。

けれど、奥に込められたメッセージは、それぞれ全く異なっている……。

同様の状況は、皆様も、日々の様々な場面から想い起こされるかもしれません。

 
ここで大切なのは、応募者の話を耳だけで 『 聞く 』 のではなく、五感で感じながら 『 聴く 』 感覚です。

目は口ほどにものを言う……という言葉がありますが、応募者の話やその内容だけでなく、

・目の輝きや視線の動き

・表情の変化

・喋り方や口調の変化

・話す速度や抑揚の変化

・前後の話の流れ

・少しの間沈黙する、または急に饒舌に話す

・手や足先の些細な動作

・身を乗り出す、または急に身を引く

などの微妙な変化も感じ取りながら 『 聴く 』 わけです。

 
面接も山場となる段階。

この段階を、『 取材 』 だけでなく、あえて 『 取材・観察 』 とご案内している理由もここにあります。

出会った瞬間に、応募者を 「 印象 」 という形で 「 感知 」 する。

五感で聴き、応募者の 「 言ったこと 」 だけでなく 「 言わんとしていること 」 を 「 感知 」 する。

応募者の微妙な変化を感じ取り、応募者の中に秘められた本当のメッセージを 「 感知 」 する。

応募者の本質に迫るため、これは 「 質問 」「 傾聴 」 と並ぶ大切な機能です。

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