アクトビジョン 人と組織の未来のために

面接力UPのコツ3 取材・観察(インタビュー)④

2014-10-15

組織活性化、最高のチーム創りの入り口である人材採用。
募集採用を担う皆様をはじめ、人と組織の活性化を想う皆様に贈るヒント集。

アクトナビの藤井です。
毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
ご紹介している 面接力を高める5つのコツ

前回『 考え方や想いを知る質問 』 ばかりに “ 偏ってしまう ” インタビューと、『 事実を知る質問 』 からアプローチしていくインタビュー。

皆様の面接は、これまで、どちらに近いものだったでしょうか。

この2つのインタビューの大きな違いは、“ 考えて ” 答えてもらうのではなく、“ 思い出して ” 答えてもらう……という点にあります。

応募者が持っている能力を存分に発揮し、湧き出るマインドをよく現す “ 成功体験 ” 。

その “ 過去の行動の実例 ” に基づいて “ 思い出して ” 答えてもらうのです。

思い出して答えてもらうのですから、借りてきた言葉は入り込こむ余地がありません。

何より “ 完全武装 ” から解き放たれた応募者が、豊かな表情、溢れる感情で、生身の想いを語ってくれるのは、面接を担う者として冥利に尽きるものです。

応募者が自信をもって話せる体験、話していて心地良いエピソードやシーン……。
そういったものを拾い出せる力も、面接力の一端です。

 
さて、ではここから、更にインタビューを深めていくにはどうしたら良いのでしょう。

拾い出した “ 行動の実例 ” を、どう掘り下げれば更に応募者を理解できるのか……。

 
ここで力強い味方としてご紹介しているもののひとつに、以前、“ 人材育成のヒント ” の項で触れた 『 実行計画の8ステップ 』 や 『 G-PDCA 』 の視界があります。

ちょっと意外なところから再登場……ですが、インタビューの場では時系列を “ 現在や未来形 ” から “ 過去形 ” に応用し、辿っていくのがポイントになります。

実は、この視界は応募者の行動特性や人物マインドを鮮明に映し出しやすいのです。

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インタビューを更に深め、応募者をより理解するために、その “ 行動の実例 ” を、『 目標、現状、強み・弱み、課題、解決策、具体策、実行、検証 』 の8ステップや、『 Goal → Plan → Do → Check → Action 』 のG-PDCAの視界で掘り下げる……。

上図からもお気づきのように、この視界は、インタビューで不可欠なたくさんの質問を、より “ 構造的 ・ 多面的 ” に組み替えるよう働きかけてもくれます。

8ステップやG-PDCAの応用で、構造的・多面的な質問の骨組みが浮かび上がり、そこから、私が “ 質問階層 ” と呼びご紹介している、幾つかの質問のストーリー階層が組み立てられていくわけです。

この “ 質問階層 ” は、いわばインタビューの地図や羅針盤。

面接が、“ まるで迷路に入り込んだようなもの ” にならないのは、この “ 質問階層 ” が、的確に道や方向を示してくれるからとも言えるでしょう。

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上記は、その “ 質問階層 ” の一例と、実際の “ インタビュー経路 ” のイメージ例です。

そのエピソードのとき、どんな状況だったのか。
その状況で、どんな目標に向ったのか。
そのとき、どんなことを考えたのか。
そして、どんな準備をしたのか。

まず最初はどんな行動をとったのか。
その結果はどうだったのか。
そのときどんな課題があったのか。
それはどうやって乗り越えたのか。

誰か一緒に協力してくれた人はいなかったのか。
ではどう協力しあったのか。
何にこだわり、何を大切にしていたのか。
で成果はどうだったのか……。

インタビューをするにあたっては、この “ 質問階層 ” を何層にも準備しておき、応募者の答えによって、柔軟に “ インタビュー経路 ” を変えていきます。

上図の “ インタビュー経路 ” は分かりやすいようシンプルにしておきましたが、実際のインタビューでは、もう一度前の質問や違う質問に移っていったり、それこそ階層ごと行ったり来たりすることも、少なくはありません。

厚く広がりのある “ 質問階層 ” と、より最適な “ インタビュー経路 ”
インタビューも佳境に入ったら “ 質問階層 ” を縦横無尽に行き来する。

時間も限られる面接では、これが、より深く応募者を理解する近道です。

 
ここまでくると 『 確認のための質問 』 『 掘り下げる質問 』 も大活躍します。

『 2 × 4 の質問 』 全てがフル出場して “ 質問階層 ” を縦横無尽に行き来する……。

面接段階のギアチェンジもいよいよ最速モードに入り、『 取材・観察 ( インタビュー ) 』 が最も熱く盛り上がっていく場面です。

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