アクトビジョン 人と組織の未来のために

募集・採用の成功法則 ‐ 『採用力』を高める②

2013-03-25

組織活性化、最高のチーム創りの入り口、募集採用活動。
その募集採用活動の成功法則の3つめ、『 採用力 』 を高める。

私が 『 採用力 』 という考え方に出会ったのは、もう25年以上も前になります。

リクルートグループで新人営業マンだった私は、たくさんの企業様の人材採用のお手伝いをさせて頂きながら、

・なぜ 「 常に採用が上手くいく企業 」 と 「 そうでない企業 」 があるのだろう

・企業というカテゴリーだけでなく 「 採用し易い職種 」 と 「 しにくい職種 」 もある

・企業や職種だけじゃなく 「 採用し易い地域 」 と 「 しにくい地域 」 もある

・でも、この職種であの地域なのに〇〇様は、こんなにも応募者が集まった……

など、今ではごく当たり前のことに疑問を持ち、日々考えながら仕事をしていました。
( ちょっと変わった営業マンだったかもしれません…… )

この時大きな転機になったのが、あるお客様との出会い。

一見、採用難易度が高そうに感じられたものの、結果として、その 「 応募者数の凄さ 」 に鳥肌をたてた募集でした。

 
東京、六本木駅から徒歩15分。

決して広いとは言えないマンションオフィス。

これまでの採用手法は知人の紹介ばかりで、募集媒体、広告媒体を使うのは初めて……という事務職の募集です。

募集データの取材をさせて頂くと……

アルバイトさんの募集ですが、長期働きたい方を希望。

勤務時間はフルタイムですが、スケジュールによって早出や残業が必要な日もあり、なんだか不安定です。

給与も決して高くはありませんし、仕事内容も正社員以上にスキルを要する内容。

そして、最後に改めて念を押されたのは、早出や残業のことをしっかり記載して欲しい。
それでも覚悟して働きたい……という方を採用したいということでした。

その上で、掲載する媒体とスペース ( 広告の大きさ ) は、当時、私がご案内していた最小のものに……。

打ち合わせさせて頂きながら、これだけを見ると、応募効果を高める当時のロジックとは真逆のデータ……と感じたのを覚えています。

 
しかし、その媒体が発売された当日です……。

オフィスには朝から有名アーティストのコンサート予約のように電話が鳴り続き、採用担当の方に 「 もうその求人誌、お店から回収してきて欲しいほど…… 」 とまで言わしめた状況になりました。
( もちろん 「 回収してきて…… 」 は、嬉しい悲鳴の中での “ 冗談 ” でしたが…… )

早々にご相談を受け、その後まず履歴書や応募書類を郵送して頂いて……の対応に切り替えたのですが、たった1名の採用目標に対し、170名以上の応募となったのです。

この募集は当時の六本木地域の 「 1人あたり応募コスト 」 の記録を塗り替えました。

フォローを兼ね、営業の一環としてお客様ごとに作成していた 「 募集・採用レポート 」 。

そのデータ分析では、なんと1人当たり200円台の数値が記されることになりました。

 
セミナー等ではこの題材をご紹介する折、ここで、ちょっとだけ会場の方に考えて戴く時間をとることがあります。

「 さて、どうしてでしょう? 」

と、周囲の方々と自由にディスカッションして頂きながら……。

大きな会社ではない。
アルバイト募集だというのに、フルタイムで勤務時間も長い。
給与も決して高くはない。
正社員以上の仕事内容で、高いスキルも必要。
求人媒体を使う募集・採用活動は初めてで、掛けた予算は最小。

しかし、1人当たり200円台の記録的な 「 応募コスト 」 ……。

 
次回は、この題材の種あかしの後、まず 『 採用力 』 という考え方の 『 1つめの要素 』 から具体的に掘り下げ、いよいよ本題となるご案内に進んでいきましょう。

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