アクトビジョン 人と組織の未来のために

コーディネーター機能②

2012-07-20

部下や後輩の育成を担う皆様をはじめ、企業経営者やマネジメントに携わる皆様を応援する 「 人材育成 」 のヒント集。

アクトナビの藤井です。
毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
人材育成の5つの基本機能 の2つめ、「 コーディネーター機能 」 についてもう一頁だけご案内を続けましょう。

 
組織には、実にさまざまな特性、タイプの人材が出会い、集っているものです。

「 なんでも単独でやろうとするタイプ 」 と 「 周りをすぐに頼ってしまうタイプ 」

「 考え考え準備してからやっと動くタイプ 」 と 「 まず走りだし、走りながら考えるタイプ 」

「 目的と意義を納得しないと動けないタイプ 」 と 「 目的や背景はそこそこに、すぐ動きだすタイプ 」

「 目標があると燃えるタイプ 」 と 「 目標があるとプレッシャーを感じるタイプ 」

「仕事を覚えるのが早いけれど仕事をなめてしまうタイプ 」 と 「 仕事を重く捉え慎重なタイプ 」

少々極端に並べてみましたが、大切なことは、それぞれの人材がどういった特徴を持ち、どういったタイプなのかということです。

その人材の成長設計を描くにあたっては、それぞれの人材の特性やタイプに合わせ、最適なものを見出さなければなりません。

ある一定のレベルを越えたら、全ての人材に同じ育成設計で臨むのではなく、それぞれの人材の特徴やタイプによって、与える 「 課題 」 や 「 業務 」 や 「 役割 」 や 「 組み合わせ 」 や 「 タイミング 」 …… を調整していくことが大切です。

例えば……

「 何でも単独でやろうとするタイプ 」 の方には、あえて 「 チームでする業務 」 をコーディネート。

「 周りを頼りがちなタイプ 」 の方には、「 独りで完結させる性質の課題 」 をコーディネート。

「 考え考えのタイプ 」 の方には、「 とにかく動くことが優先される役割 」 をコーディネート。

「 まず走り出すタイプ 」 の方には、「 計画だてて進めることが必要な業務 」 をコーディネート。

といった、今後どうしても必要な能力を身につけるためのコーディネイトや、

「 深く考え準備するタイプ 」 の方に、「 企画やツール開発など 」 のその特性が更に活かされる業務をコーディネート。

「 目標があると燃えるタイプ 」 の方に、「 チャレンジし甲斐のある目標 」 に向う役割をコーディネイト。

といった、持っている特性を活かしたり、長所を更に伸ばすためのコーディネートをするわけです。

 
昔、ファッションコーディネーターの友人と飲み交わした時、こんな話をしてくれました。

「 コーディネートを突き詰めていくと、お客様が一番光輝くように、足りないものを足して、いらないものは削るってことかなぁ。そのためにはね、

 『 お客様をとことん知り、理解する力 』

『 充分なものと必要なもの、必要なものと不必要なもの、多すぎるものと少なすぎるもの、そして最も光り輝いていて更に伸ばしていくところ……等を見抜ける力 』

『 そして、それを先回りして準備し、お客様に気持ちよく満足して受け入れて頂けるよう整えられる力 』

 大切なのは、この3つの力かな…… 」

この話で 『 お客様 』 を 『 自社の人材や自分の部下 』 に置き換えてみると、育成のコーディネーター機能についても、沢山の示唆に溢れていることに気づきます。

その人材をとことん知り、理解する。

既に身につけていて充分なものと、必要なもの、更に伸ばしてゆくべき光り輝く長所や特性、自ら欲しているものなどを見抜く。

自信は過信になっていないか、行動量はどうかなど、多すぎるものと少なすぎるものは……。

そして、それらを育成設計に組み込み直し、メンバーが気持ちよく成長するためには……。

人材育成の第1の機能 で高まった 「 モチベーション 」 を、しっかりと成長に繋げていくコーディネート機能。

皆様の組織では、人材育成のためのコーディネート……しっかり機能していらっしゃいますか?

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