アクトビジョン 人と組織の未来のために

モチベーター機能⑥ モチベーション3×3のポイント

2012-07-10

 「 いやいや、うちはそこまで自分からという場面が少なくて…… 」

前回の題材では時折そんなお声も頂きます。

この項の本来の趣旨から少し視点は広がりますが、もう3つだけ付け加えておきましょう。

 
1つめは、後程ご案内する ティーチング機能 と コーチング機能 にも繋がるところです。

人は自分で決め、自分で選んだことは頑張れるもの。

逆に、何から何まで指示され言いなりになっていること、無理やり押し付けられていることには、責任を感じる割合が少なくなるという一面も持っているものです。

育成段階にもよりますが、時が満ちたなら、あえて何から何まで指示しない。

少しずつ

「 どうしたら良いかな? 」

 「 どう思う? 」

「 どうしたい? 」

と問いかける場面を増やしてみるのです。

最初はメンバーによって戸惑うことがあるかもしれませんが、少しだけ育成者側が我慢していると 「 自ら 」 「  当事者として 」 「 主体的に 」 動きはじめているものです。

その先にあるのは、待ち望んでいた 「 ( 自分がそれを ) やりたい! 」 「 ( 自分がこれを ) やるぞ! 」 です。 

 
2つめは、「 理解から自発までの4ステップ 」 を渡りきるかかわり……についてです。

例えばメンバーが指示を受けたり仕事を依頼される場面や、目標をすり合わせる場面など。

その内面では、まず頭でわかるところから始まり、そこに心情や想いのエネルギーを伴って「 理解 → 納得 → 共感 → 自発 」 の4つのステップを踏んでいきます。

これを 「 理解 」 の段階で良しとし、その先迄渡りきらないまま進めさせてしまう組織が、意外と多かったりするのです。

頭ではわかって取り組みますが、心情の納得感や共感、想いのエネルギーを伴わないまま、仕事を進めさせている……。

これを 「 理解 」 だけでなく、その先の 「 納得 → 共感 → 自発 」 まで渡りきるよう、しっかりとかかわりきってみるのです。

そこでは、頭で理解した上で、更に心情や想いのエネルギーを伴った仕事が生み出されていきます。

その先にあるのは、待ち望んでいた 「 ( 自分がそれを ) やりたい! 」 「 ( 自分がこれを ) やるぞ! 」 です。 

 
3つめは、働く自分を時間的・空間的な広がりの中で改めて捉え直す「 俯瞰的視界 」 についてです。

以前ご案内した 何のために働くの? どう働くの? にも繋がりますが、企業様によっては時折Off-JTなどを利用して、自社や自組織を俯瞰したり、求められている自分とありたい自分を俯瞰したりする機会を創っているところもございます。
( ※一例としては、以前ご紹介した こちら のようなイメージです )

この機会は、多くの場合、「 あるべき自社や自組織の姿 」 や、「 あるべき自分の姿 」 への溢れるエネルギーを生み出します。

その先にあるのは、待ち望んでいた 「 ( 自分がそれを ) やりたい! 」 「 ( 自分がこれを ) やるぞ! 」 です。  

◊ ◊ ◊

『 頑張れば未来は明るい 』 が当然で当たり前だった時代から、頑張っても未来がなかなか見えにくい時代へ……という大きな変化の中、モチベーターの機能は人材育成にとっても、急速に重要な機能になってきました。

皆様の組織では、周りのハートに火をつける人……どの位いらっしゃるでしょうか?

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