アクトビジョン 人と組織の未来のために

誰が育てる?どう育てる?② 育成担当とサポート体制

2012-04-16

組織活性化、成長発展する組織創りのための人材育成のヒント集。

アクトナビの藤井です。
毎々ご愛読頂きありがとうございます。

前回 ご案内させて戴いた 育成階層の複線化  。

ここで、直接育成をする階層で、近年、特に新入社員育成で多くの企業様に導入されているある 『 変化 』 があります。

新入社員が配属され、その組織の組織長が新人育成も担っていた時代は今や昔。

新入社員となる若年層の価値観が大きく変化……という時代の波に合わせ、一人一人の新人に対して、

入社2~3年目の比較的社歴や年齢の近い先輩社員を“育成担当者”とする制度

が広く浸透してきています。

・ 『 育成担当制度 』

・ 『 メンティ・メンター制度 』

・ 『 ブラザー・シスター制度 』

・ 『 サポーター制度 』

・ 『 チューター制度 』

等、企業様によって様々な名称が付けられていますが、多くは今の時代の若年層をしっかりと育成する機能を果たしています。

社歴や年齢が近いと、価値観も近いものがあります。

そのため今の時代の若年層の育成に最も必要な 「 関係性の土台 」 も築きやすく、身近で、なんでも相談できる……という利点を活かしているわけです。

こういった制度で特に大切なことは、以下の2つです。

①育成担当者となる先輩社員には事前に、指導育成者としてのレクチャーをしておく

②育成担当者からの日々の報連相、上司からの助言や援助、育成担当者のミーティング等、上の階層の 「 育成責任者 」 となる上司や 「 人事 ( 経営層 ) 」 との連携、サポート体制を固めること

例えば、①の事前にレクチャーする内容では、

●育成担当という 「 仕事 」 ・ 「 役割 」 への理解

●『 大切にしたい考え方 』 『 具体的なプログラムや育成項目 』 のすり合わせ

●指導・育成の基本構造となる4階層

●具体的な指導・育成の5つのステップと3つのスキル

●メンターとなるための 「 関係性の土台 」 を築くために

●指導者・育成者としての基本知識やスキル、スタンス、スピリッツ

●モチベーター、コーディネーター、ロールモデル、ティーチング、コーチングなど、育成を担う立場としての基本機能

●ケーススタディとロールプレイング

●困ったときには……

など、企業様によっては、まる一日かけて行うところもあるほどの内容です。

②の連携・サポート体制については、

●上司は育成責任者として育成担当からの報連相を日々しっかり受けながら、適切な助言、時には直接的な援助も行っていく

● 育成担当者と育成責任者としての上司、そして人事 ( 経営層 ) という人材育成に関わる全階層の人たちを交えたミーティングを定期的に行い、育成担当を支援する

など、それぞれの階層が、重要な役割を果たしていくことになります。

実は、これらを通じて 「 育成担当者 」 となった先輩社員たちも、見違えるように成長していくことが多いのも、この制度の嬉しい副産物。

『 育成階層の複線化 』 は、

新入社員だけでなく先輩社員や上司までをも一緒に成長させてしまう

という、一石二鳥、一石三鳥の利点も持っているのです。

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