アクトビジョン 人と組織の未来のために

OJT と Off-JT ⑦ 計画立てて人を育む

2012-01-10

人事や組織マネジメントを担う皆様をはじめ、人と組織を成長させたい……
そんな熱い想いの皆様を、熱い想いで応援する人材育成のヒント集。

アクトナビの藤井です。毎々お読み頂きありがとうございます。

 
ご案内しているOJTとOff-JTの連動性・継続性・計画性

今回は、3つめの計画性について掘り下げておきましょう。

 
前回同様、新入社員が初めてのOff-JTを終え、配属先の職場で実際の仕事に就くタイミングをイメージしてみてください。

ここで皆様の組織では、配属される新入社員がOff-JTで何を学んだ上で、これから、

どんなことを、どんなペースで、どのようにして習得し、いつまでに、どんな状態へ成長することを目指している

のか……組織全体が明確に共有した状態で、配属の日を迎えているでしょうか?

更に掘り下げれば、上記に対し、

日々の習得の進み具合、発生する問題や課題、その解決策など、常に進捗状況は管理

されていくでしょうか?

現場や配属先でこういった準備もなく迎えている場合……は要注意。

流れに任せ、場当たり的に、手なり馬なりのOJTになってしまうかもしれません。

 
計画性は、OJTとOff-JTの役割を更に効果的に体系立て、時系列に沿って具体的に実行する場面を支えます。

どんなことを、どんなペースで、どのようにして習得するか……を事前に整理しておけば、手順は明確、進捗管理や役割分担、事前準備も円滑です。

新入社員研修の最初のOff-JTでは、〇〇と◎◎の領域をしっかり身に付けてもらおう。

その上で、現場に配属されたら、◇◇を最優先に、◎◎の実践と△△を……。

と、自社や自組織が対象とする育成領域は漏れることなく、与える課題のレベルや難易度 ( 例えるなら階段の高さですね ) を調節することも可能です。

前回、少々賑やかな図で成長モデルをご紹介させて戴きましたが、この曲線の背景ではOff-JTにしか果たせない役割、OJTにしか果たせない役割……を更に効果的に体系立てた、緻密な育成計画も前提になっています。

人材育成にかかわらず、計画は、現状と成長とを結びつける大切な架け橋。

重みに耐えられない橋、向こう岸まで繋がっていない橋は渡りきれませんし、細すぎる橋、滑り易い橋では足を踏み外してしまうかもしれません。

向こう岸がごく近いなら丸太や板などでも代用できますが、向こう岸が遠ければ遠いほど、緻密に構造計算された頑丈で大きな橋が必要になるでしょう。

これを人材育成に絞るなら、どんな計画を立てるのか……は、どんな人材に育てられるかを意味します。

自分たちが 「 ありたい人材像 」 「 求める人材像 」 がごく近いものなら、シンプルな計画でも渡りきれるかもしれません。

けれど、それが遠ければ遠いほど、緻密に計算された、頑強で幅広い計画が必要です。

自分たちの 「 ありたい人材像 」 「 求める人材像 」 へ渡りきるための計画は、果たして、どちらが必要なのか……。

「 あの会社は人材育成が上手い 」 「 あの組織は本当に人が育つなぁ 」 と言われる企業や組織には、この辺りを踏まえた 『 育成プログラム 』 と呼ばれる育成計画が、緻密に体系化されていることが多いものです。

皆様の組織では、『 育成プログラム 』を体系化していらっしゃいますか?

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