アクトビジョン 人と組織の未来のために

面接力UP5ファン化・同志化

2015.03.10

面接力UPのコツ5 ファン化・同志化(モチベイト)①

活性化する組織、進化発展する企業創りの入り口……人材採用。

面接選考や採用活動を担う皆様をはじめ、企業経営や組織マネジメントを担う皆様に贈る 「 採用力 」 を高めるための連載コラム。

アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
ご案内している 面接力を高める5つのポイント 。

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1つめのポイント 歓迎・認知 ( ウエルカム ) 。

2つめのポイント 共感・交流 ( コミュニケーション ) 。

3つめのポイント 取材・観察 ( インタビュー )

4つめのポイント 評価・判断 ( ジャッジ )

これまで、面接選考の流れに沿ってステップごとのポイントを種々ご案内してきましたが、時代の変化に対応した面接には、これらのステップを通しある重要な要素が貫いています。

それが、 5つめのポイントとしてご案内する 「 ファン化・同志化 ( モチベイト ) 」 という要素。

応募者を選考するだけではなく、自社や自組織のファンにする。

採用者を見極めるだけでなく、自社や自組織の同志として、固い絆を結んでゆく。

面接力の真価は、この側面を機能させることで、いよいよ完成されるもの……ともいえるでしょう。

 
以前ご案内 したように、採用環境は劇的に変化してきました。

それに伴い、変化する応募者の特性や行動。

もちろん、採用上で競合する他社の存在も、以前より意識せざるを得なくなっています。

こういった背景への、面接選考の変化への対応。

本来、応募者を選考し見極めることが主な役割だった面接は、「 選ぶための面接 」 だけでなく 「 選ばれるための面接 」 という役割を果たす時代になったわけです。

 
「 採用しない……方も、ファン化なのでしょうか? 」

というお声も時折頂きますが、今、目の前の応募者は、お客様や将来のビジネスパートナーになるかもしれません。

私自身、胸襟を開きあったビジネスパートナーの方から、

「 私、以前リクルートの面接を受けたことがありまして…… 」

と告げられた経験があります。

「 Sさんは、お元気ですか?とても魅力的な方でした…… 」

と、その時の面接担当者の名前が出た場面では、Sさんは良い面接をしてくれていたんだな……と、なんだか感謝の念を覚えたものです。

 
企業や組織を取り巻く物語は、販売や営業の世界だけで語られているのではない。

こうして、採用や面接の世界から語られている物語もあり、それは、紛れもなく面接選考を担う皆様が創りだしているものです。

応募者を見極めるだけでなく、何か縁あって出会った方々との必然に命を吹き込む。

より良い人材の採用だけでなく、未来に繋がる方々と素敵な物語を紡いでゆく。

面接選考を担い、限りない可能性を持った応募者と出会い続ける皆様は、そんな奥深い、素晴らしい役割もお持ちなのです。

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2015.03.16

面接力UPのコツ5 ファン化・同志化(モチベイト)②

発展する組織、進化する企業創りの入り口……募集採用。

面接や人材採用を担う皆様をはじめ、企業経営や組織マネジメントを担う皆様を応援する 「 採用力 」 を高めるためのヒント集。

アクトナビの藤井です。
毎々ご愛読頂きありがとうございます。

ご案内している 面接力を高める5つのポイント 。

その5つめのポイントとしてご案内の ファン化・同志化 ( モチベイト )

この要素を機能させるためには、前提として、応募者マインドへの視点が不可欠です。

応募者は、自社や自組織に 「 興味・関心 」 を持っている。

これは紛れもない事実でしょう。

だからこそ応募頂いたわけですし、面接にも足を運んで頂いた。

しかし、これを自社で働きたいという 「 高い意欲 」 や、その源泉となる 「 強い動機 」 と混同してしまうと、またまた辞退率や定着率の課題と向き合うことになってしまいます。

「 興味・関心 」 と、「 意欲 」 や 「 動機 」 は似て非なるもの。

応募行動を促した 「 興味・関心 」 を 「 高い意欲 や  強い動機 」 まで成熟させてゆくのが面接選考の役割でもあるのです。

mind&emotion

上記は “ 面接後 ” の応募者マインドの一例です。

縦軸が入社しその仕事を頑張るぞ!という 「 意欲 」 、横軸がそれを支える 「 動機 」 としたものです。

応募者の当初の状態をプラスマイナスゼロの原点とする時、面接は、応募者の 「 意欲 」 や 「 動機 」 を必ずプラスかマイナスかに揺さぶる力を持っています。

面接前、座標の原点にあった応募者のマインドは、面接によって矢印のように揺れ動いていくわけです。

総論として、右上に向かう赤い矢印が 「 良い面接 」 、左下に向かう茶色の矢印が 「 お勧めしない面接 」 ということになるでしょう。

「 なんだか当たり障りのない面接だった…… 」 「 普通だった…… 」

という場合、マインドはそのままではなく、下がってしまうことの方が多いようです。

「 ぞんざいな応対だった…… 」 「 ひどい! 」

という場合ではなおさらでしょう。

逆に、

「 なんて素敵な人たちだ! 」 「 ここは他とは違う! 」

という場合、マインドは 「 意欲 」 や 「 動機 」 を伴い、右上の方に上がっていきます。

けれど、ここで、なるほど……と思うのは、

「 まぁまぁ良い感じだった 」 「 期待通りだった 」

でも、多くの応募者の心理は「 他はどうだろう…… 」 「 どうしようか…… 」 に流れてゆくというところです。

これは、私も含め、お客様が初めてのお店に訪れるシーンと同様で、「 期待を超えた! 」 「 ここは他とは違う! 」 とまで感じ取って頂くレベルが、今の時代の価値提供の基準なのかもしれません。

興味・関心を抱いて訪れた応募者を、自社や自組織のファンにしていく面接選考。

応募者の期待を遥かに超え、入社への意欲や、自社で働く動機に繋げる面接選考。

次回は、そういった面接選考に共通している3つのポイントをご案内致しましょう。

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2015.03.20

面接力UPのコツ5 ファン化・同志化(モチベイト)③

活性化する組織、発展する企業創りの入り口……人材採用。

面接選考や採用活動を担う皆様をはじめ、企業経営や組織マネジメントを担う皆様に贈る 「 採用力 」 を高めるための連載コラム。

アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
ご案内している 面接力を高める5つのポイント

その5つめとしてご案内している ファン化・同志化 ( モチベイト )

前回 ご案内したように、「 興味・関心 」 と 「 意欲・動機 」 は似て非なるものです。

興味・関心を持ち訪れた応募者を、自社や自組織のファンにする

応募行動を促した興味・関心を、入社への意欲や自社で働く動機へ渡す架け橋となる。

それが、変化する時代の、面接選考の目指すべき姿……。

では、そういった面接選考には、どんな共通点があるのでしょう?

 
前回ご案内の図 で、右上に向かう赤い矢印……応募者のマインドを高める面接選考を辿っていくと、そこにはまず、どうしても外せない3つのポイントが浮かび上がってきます。

いわば、応募者の想いを自社や自組織に惹きつけ、入社への意欲を高める3つの鍵。

この頁では、今話題の “ iPS細胞 ” ならぬ 『 IPSポイント 』 として整理したものをご紹介しておきましょう。

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一昨年末、山中伸弥教授がノーベル賞を受賞したころから、『 IPSポイント 』 はセミナーや研修でも親しみやすいワードになりました。

流石に、iPS細胞のようにこれだけで万能……というわけにはいきませんが、iPS細胞が持つわくわくする未来への想いとは大いに共鳴しながらご案内させて戴いています。

 
1つめの Inspire ( インスパイア ) 

これは、応募者にとって感動や気づき、自己成長への刺激を感じられる面接になっているということです。

皆様は、大きな気づきや啓発を受けた……といえば、どんな場面を思い出すでしょう?

新しい考え方や価値観に接する機会。

語られる物語に、思わず引き込まれた瞬間。

魅力的な人と出会い、ふれあった席……。

マインドを高める面接の多くは、応募者が、何か啓発され視界が開けるような感覚を味わっています。

面接担当者自身の価値観、仕事観、大切にしている考え方。

選考を担う方々ならではの 「 いくつもの引出し 」 から、輝く気づきを得られた応募者は決して少なくありません。

自社や自組織の理念やビジョンから展開されてゆく話。創業からのこれまでの歩み。

順調なだけでなく、困難を乗り越えてゆく物語も、刺激に繋がることが多いものです。

更には、組織のトップやそれに準ずる方が面接を担う場面では、生き方や生き様そのものが応募者を包み込んでいくこともあります。

これらは、後程ご案内する、 Sympathy ( シンパシー )  とも密接に結びつき、応募者の心をいっそう自社に引き寄せます。

 
2つめの Passion ( パッション )

これは、熱意や情熱が込められた面接になっているということです。

目の前の応募者に対する熱意、採用に対する情熱、自社や自組織に対する熱い想い……。

更に、面接選考を担う皆様自身の生き方や在り方への熱意や情熱も応募者には伝わります。

熱意をもって話してくれた。

熱い想いが感じられた。

応募者は、そんな面接にこそ引き付けられ、エネルギーを増幅させています。

面接を通し、なんだか熱くなる感覚を味わい、湧き上がるエネルギーを感じている。 

逆に、冷めた面接、淡々とした面接では、応募者のエネルギーを減殺してしまうことが多いようです。

前述の Inspire ( インスパイア ) も、この Passion ( パッション ) があるからこそ、より深いものになります。

 
そして、3つめの Sympathy ( シンパシー )

これは、自社の理念やビジョン、大切にしている考え方など 『 自社や自組織のありよう 』 への理解や共感から生まれるものがまず挙げられるでしょう。

自分たちは何を成すために存在しているのか……。

自分たちはどこから来てどこへ行くのか……。

自分たちが提供している真の価値は……。 

ただ見極めようとするだけでなく、何か縁あって応募頂いた方々に、自社や自組織の『 ありよう 』 を伝えてゆく。

ファン化・同志化 ( モチベイト ) の要素が活性化している面接は、限られた時間の中でも、こういったことをしっかり伝え、応募者の中に種を蒔いています。

そして Sympathy ( シンパシー ) ……で忘れてはならないのが、以前のコラム でも触れた 『 人と人との出会い 』 『 人との交流 』 が応募者の心に深く刻まれる面接になっているということです。

コミュニケーション、関係性の構築、価値観の共有……。

面接が、面接担当者をはじめ、応募者との人間関係創りの場になっている。

こちらは、『 ラポール 』『 鏡の法則 』 をはじめ、以前のコラム 『 共感・交流 ( コミュニケーション ) 』 でご紹介していますので、ご参照頂ければ幸いです。

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