アクトビジョン 人と組織の未来のために

採用力を高める「W」の要素

2013.06.05

『採用力』の3つめの要素とは……

最高のチーム創りの入り口である募集・採用活動。
その 『 募集・採用活動の成功法則 』 の3つめ、 『 採用力 』 を高めるということ。

アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
今回から 『 採用力 』 の3つめの要素についてご案内していきましょう。

『 採用力 』 = B × M × W × R

とある中で、前回までの要素

・Business & Company – 事業力・企業力   

・Mission & Culture – 仕事内容・仕事環境

より、更に手を付けやすい3つめの要素。

私が 「 人事制度 」 や 「 組織活性施策 」 に傾倒するきっかけにもなったその要素は、「 Working  Conditions – 待遇・処遇・制度 」です。

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こちらも上図に整理しましたが、これまでの のご案内に並べるなら、こちらは、

適正な勤務条件を整えようとし、その貢献や能力の向上に伴って適確な処遇を図ろうとする組織には、必要な時に必然ベストな人材が集う

……という摂理のような姿をして、採用力の本質をまた別の角度から語りかけます。

難しく捉えずとも、確かに給与や待遇が良い方が応募者は集まり易い……ことについては、皆様、まずご納得のことかもしれません。

ですが、「 募集条件や処遇を工夫する 」 ことは、給与や待遇の向上、福利厚生の充実だけを指すものでもありません。

職種の呼称や組織活性施策、そして人事制度等の工夫や充実なども、大きな成果に結びつくことが多々あります。

給与を上げれば応募者は集まる……と真っ先に基本給や時給に目を向ける前に、より少ない予算で高い効果を上げる 『 他のポイント 』 も視界に入れ、一緒に整理しながら打ち手を打つことが大切です。

次回から上記の図の中で特にご紹介しておきたい主なポイントを4つほど絞り、順に詳しくご案内していきましょう。

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2013.06.10

人材を集める呼び方の工夫

募集・採用の成功法則の3つめ、『 採用力 』 を高める 。

その 『 採用力 』 の3つめの要素 『 Working  Conditions – 待遇・処遇・制度 』

よしっ。じゃあ、まずは給与や待遇を高めよう!
そう動きだしそうになった方……。

その前に、こんなことも有効ですよ……という主なポイントを、4つほど順にご紹介しておきましょう。

まず今回ご紹介したい1つめのポイントは、『 職種の呼称 』 の工夫 です。

これは、流通業や飲食業、サービス業界などでは、既に広く浸透しています。
その他の業界でも、アルバイト・パートさん比率の高い企業様ほど、より工夫されていることが多いものです。

単にアルバイト、パートという呼称ではなく、

・パートナー

・キャスト

・クルー

・メイト

・〇〇スタッフ

……。

アルバイト・パートさんのキャリアパスプランと併せ、昇格するごとに呼称を体系化されている企業様もいらっしゃいます。

『 パートナー 』 では、アルバイト・パートではなく、同じ志を共にする仲間という想いを込めている……という企業様がいらっしゃいました。

同様に、『 キャスト 』 は、物語や作品を一緒に創り出す演者・配役

『 クルー 』 は、同じ船や飛行機で一緒にゴールを目指す乗組員

『 メイト 』 も、クラス “ メイト ” やチーム “ メイト ” から連想されるように、
“ 友 ” “ 仲間 ”“ 同朋 ” “ 相棒 ” などの想いがこもっています。

アルバイト・パート ≒ 臨時雇用者を募集するのではなく、

“ 同じ志で共に歩む相棒 ”

“ 一緒に事業を運営する同志 ”

を募集している……というわけです。

この工夫は、応募効果を高めるだけでなく、チームワーク・一体感の向上や、アルバイト・パートさんの仕事意識を高めるという効果も特筆しておきます。

ライフスタイルによって勤務日数や勤務時間などが違うだけで、仕事内容や、役割、責任は同じ。

そんな風土の醸成にも一役買っていて、導入している企業様の多くで、アルバイト・パートさんが活き活きと働き、大活躍しています。

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2013.06.15

応募効果を高める日数・時間の柔軟さ

アクトナビの藤井です。
毎々ご愛読頂きありがとうございます。

『 採用力 』 の3つめの要素、Working  Conditions – 待遇・処遇・制度

続いて2つめにご紹介したいのは 『 勤務日数や勤務時間 』 についてです。

時代の変化の中、この柔軟さへの工夫が、応募効果を高める大きな打ち手の1つになってきました。

勤務時間や勤務日数……と聞くと、真っ先にアルバイト・パートさんに対しての工夫を思い浮かべる方もいらっしゃるかしれませんが、時代は大きく変化しています。

最近では正社員層に対する工夫も急速に広がってきており、各企業、各組織で様々な取り組みが成され、大きな成果に繋がっています。

 
まず、分かり易くアルバイト・パートさんの例から見てみましょう。

これは、たくさんの企業様の採用のお手伝いをしながらよく経験することですが、

例えば

●「1日8時間フルタイム、週5日勤務」でないと応募できない “ 募集条件 ”

●「1日8時間フルタイム、週5日勤務」でも
 「1日3時間~8時間、週2日~5日」でも、どちらも応募できる “ 募集条件 ”

の2つがあった場合、一般的に応募者数は後者の方が圧倒的に増えるものです。

集合の図を思い浮かべて頂くと分かりやすいのですが、後者の状況では、ターゲット ( 応募できる対象層 ) が、より 「 幅広い属性やライフスタイルの層 」 まで広がるので、「 応募可能な人口自体が劇的に増加 」 するのです。

誤解されやすいので付け加えておきますが、「 1日3~5時間、週2~3日 」 を希望することと、その人材が優秀かどうかに相関関係のようなものはありません。

「 1日3~5時間、週2~3日 」 を希望する方々の中にも、優秀な人材は本当にたくさんいるのです。

それは、多様化するライフスタイルや様々な理由による働き方の選択。

それらを理解して、採用力を高めるために、応募可能層を広げターゲット人口自体を増やすわけです。

いや、それではシフトを組む手間暇が増えるので……というご質問もありますが、見方を変えれば、シフトを組む手間暇だけで 『 採用力 』 を高めることができてしまう……。

補足するなら、その手間のかかるシフト管理も、少しの工夫でより容易に行えるようになるものですし、少し先に詳述しますが、結果として生産性が高まり総人件費が下がるというケースもございます。

その手間暇や工夫は、企業やお店として、高い採用力への優位性、共に歩む人材が活き活きと働けるための財産……になっていくのですから、少しの手間暇を惜しまないだけで、一石二鳥、一石三鳥になるとも言えるでしょう。

 
近年、消費行動やそれに伴うマーケティングの変化にも現れているように、時代の変化は 「 多様化・細分化 」 へどんどん進んできています。

「 ダイバーシティ・マネジメント 」 という言葉が急速に注目されてきているように、採用においても、まさに 「 多様化・細分化 」への対応をした組織が成功する……時代になってきているのです。

 
実は、この潮流はここ十年ほど、正社員層へも急速に拡大しています。

「 えっ、正社員なのに一日3~5時間ですか? 」

と驚かれる方もいらっしゃいますが、変化する時代の中、正社員でも、ある一日は5時間だけ出社して……という話なら、意外に多くの企業様で見かけるようになりました。

セミナーではここで、風邪で早退?……というお声が聞こえてくる回があり、会場全体が笑いに包まれましたが、決してそうではありません。

『 フレックスタイム制 』 や 『 裁量労働制 』 をはじめ、『 勤務時間に縛られない新しい働き方 』 の諸制度を導入されている企業様が増加しているのが背景です。

1ヶ月以内の一定期間の総労働時間を決め、その範囲内であれば日々の出社や退社の時間は個々の裁量……という 『 フレックスタイム制 』 は、既に多くの企業や組織で導入されています。

専門業務型と企画業務型がある 『 裁量労働制 』 は、全ての業種や職種で適用されるわけではありませんが、私が携わってきた広告・出版業界では既にお馴染みの働き方でした。

最近では更に 『 ワークライフバランス 』 も注目される中、『 育児や介護などを支援する働き方の諸制度 』 を導入する企業様も増えていて、その多くが 『 勤務日数や勤務時間の柔軟さ 』 を伴っています。

この諸制度を利用し、先月まではフルタイム勤務だったけれど、今月からは10時出社16時退社の正社員……という方も、今ではオフィス街でごく普通にお会いできるようになってきました。

この諸制度は更に進んでいて、例えば終日家で子育てと両立しながらも、出社扱いで責任ある仕事をしている正社員……という方々も沢山生まれています。( ネット環境や電子技術の成熟化が背景にありますが…… )

 
フルタイムで働く人材でなければ、マネジメントの手間暇が……という箍を外し、柔軟な働き方に両手を広げてみるだけで、優秀な人材が活き活きと活躍してくれる組織創りへの近道ができる。

ここで繰り返しますが、短時間勤務、柔軟な勤務形態を望む人材の中にも、優秀な人材は本当にたくさんいるのです。

進む少子高齢化、減少する生産年齢人口、そして注目されるダイバーシティとワークライフバランス……。大きく変化する採用環境の中、今、いよいよ箍を外し、大きく両手を広げて迎えるのが時代の変化に対応し、進化する組織を創るということなのかもしれません。

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