アクトビジョン 人と組織の未来のために

低予算でもできる募集・採用

2014.01.30

募集・採用 ‐ 低予算チャネルを活用する①

企業経営や人事を担う皆様をはじめ、採用や面接を担う皆様を応援する連載コラム。

アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
前回、低予算でもできるWEB活用……モバイルサイトについてご案内させて戴きましたが、この項では、WEB以外の 「 低予算でもできる募集活動 」 について触れておきましょう。

募集・採用活動は大きな予算がかかるもの……そう思い込んでいらっしゃる皆様、募集活動のチャネルには、低予算でも効果を発揮する様々な方法があるものです。

recruiting_low_cost_1

最初にご案内するのは、既存の従業員さんから、自社や自店舗で働きたい友人や知人を紹介してもらうという方法です。

自社や自店で働き、自社や自店のことを良く知っている既存の従業員さんたち。

その仕事ができそう、一緒に働く仲間として自社や自店舗の風土や文化に合うなども含め、 各従業員さんから見ても 「 自信のある 」「 相応しい方を 」 紹介することがほとんどで、質の高い人材と出会えるケースも多いものです。

このチャネルを上手く活用している企業様の中には、年に数回ほど 「 紹介キャンペーン 」 と称し、告知や運用をイベント化しているケースもあります。

自社のビジョンと連動させたポスターを制作したり、紹介してくれた方への商品や商品券を用意したり、ポイント制等のルールを作り表彰したり……と、それぞれのケースで高い成果に繋げています。

普段から自社の 「 求める人物像 」 「 提供価値や大切にする考え方 」 「 魅力や強み 」 「 採用計画 」 などの共有も含めて、後ほどご紹介する 『 ワガコト採用の組織創り 』 と合わせて進めると更に効果的で、「 まるで採用担当者が何倍にも増えたよう…… 」 というお声を頂いたこともありました。

メリットとデメリットは上記の通りですが、現場マネジメントの工夫だけで質の高い人材が採用できるメリットを考えると、最もお勧めしたい低予算採用の方法かもしれません。

recruiting_low_cost_2

続いては低予算募集の代名詞、張り紙募集案内POP、少し拡大して募集案内カード冊子などによる方法です。

オフィスや店舗の雰囲気によって、入口や目立つところには募集案内を掲示しにくい……というお声も戴きますが、

・レストルームやトイレの活用

・企業案内や店舗案内、イベント等の案内と一緒に掲示する

・他の案内パンフレットと共に設置する

など、それぞれの雰囲気やお客様の層にあわせ、様々な工夫の仕方はあるものです。

掲示方法も、持ち帰り用の名刺大のカードを添えたり、気軽なポストイット形式にしたり、まず携帯から空メールを送ってもらったり……など、保存性や応募行動へのアイデア次第で更なる効果が期待できます。

積極的な事例では、採用ターゲットと一致するお客様に、店舗案内等と上手く組み合わせた 「 募集案内 」 入りのミニ冊子やチラシをお渡しし、高い成果を上げている例もあります。

飲食業や流通業など、個人客向け業態の店頭でイメージされ易い方法ですが、本社オフィスで工夫して掲示していたら、仕入れ先企業の営業担当者から紹介が……等のケースもあり、他の多くの業界でも応用が可能です。

お客様は、自社や自店舗を知り尽くしているファンでもあります。

既に自社や自店舗についての知識がある方々、共感性・親和性の高い方々が採用できるのが大きなメリットです。

recruiting_low_cost_3

問題のある離職をした場合は別の話ですが、一旦種々の理由で退職した優秀な社員さんが 『 カムバック 』 し易い風土や制度は整っているでしょうか?

終身雇用の時代は馴染まなかった 「 離職した社員の復職 」 も、今や採用戦略の一つ。

労働力人口が減少へ転じている昨今、「 結ばれた縁を大切にする 」 企業が採用力を高める時代になってきています。

優秀な社員さんと離職後も繋がり続けられる関係性創り。

離職時の心を込めた送別会、メッセージを寄せ書きした色紙・アルバム・手作り冊子。

社内倶楽部活動の活用やイベント等の企画で、時には顔を合わせる機会創り。

更に前に進め 「 復職制度 」を整備する企業様も増えています。

自社風土とのフィット、復職者の見極め、運用を始めてから数年単位でようやく効果が出るなどの課題はありますが、自社の理解も含め超即戦力となる人材の再採用、他社を経験した上での復職なので離職率が低い傾向がある、ケースによっては更に成長した状態で復職……など大きな効果が魅力です。

妊娠や出産への諸制度との相似から、大手企業をイメージされる方もいらっしゃいますが、こちらの想定は他社へ転職した方の復職で、中小企業での成功事例も数多いチャネルです。

 
次回は、アルバイト・パートさんに特化した事例を見ていきましょう。

《 コラム一覧はこちら 》《 コラムアーカイブスはこちら 》

2014.02.05

募集・採用 ‐ 低予算チャネルを活用する②

ご案内の 「 低予算でもできる人材採用 」。

「 低コスト 」 ならではの手間暇はかかりますが、どの方法を……ではなく、組み合わせる発想が相乗効果を生み出しています。

今回は、アルバイト・パートさんに特化した事例のご案内。

前回の手法のアルバイト・パートさんへの応用も含め、順にご紹介致しましょう。

recruiting_low_cost_4

事業所やお店の近隣に大学や専門学校があるなら、一度問い合わせてみては如何でしょう。

学校によりますが、生協などにアルバイトの支援コーナーなどの設置があり、問い合わせると意外に丁寧に対応、掲示してくれるところも多いものです。

最近は、専用のWebサイトを開設し、インターネットと連動したシステムを充実させている生協も増えました。

「 ○○大学 アルバイト募集 」 等、近隣学校名とアルバイトのキーワードで検索すると、「 〇〇大学生のアルバイトを募集したい企業等の皆様へ 」 などの案内ページが表示され、詳しい申込み案内や、規定の求人票のダウンロードができる学校もあります。

以前はほとんどの学校が無料で受け付けていましたが、WEBサイトの開設に伴って有料化が進みました。

有料の場合でも数千円程度が多く、野口英世博士は必要ですが、樋口一葉さんまで登場頂くケースは少ないでしょう。

各校により掲示基準や申請手続きは様々。

近隣校からの応募なので、自社のお客様であることも多く、共感性や親和性を具えている、通勤し易い層の採用に繋がる……などのメリットもあります。

recruiting_low_cost_5

前回のご紹介。

「 既存のスタッフさんからの紹介 」 、「 張り紙・募集案内POP・募集カード・ミニ冊子 」 の方も、もちろんアルバイト・パートさんに効果を発揮するチャネルですが、この頁では、アルバイト・パートさんに特化した 「 カムバック制度・ジョブリターン制度 」 の活用事例について触れておきましょう。

離職後も繋がり続けられる関係性創りや、離職時の心を込めた送別会などは前回と共通。

アルバイト・パートさんならでは……と活用されているのが 「 ジョブリターンカード 」 等の発行や 「 フレキシブルジョブ資格 」 の制度化です。

試験や海外留学、妊娠・出産や子育て、旦那さんの一時的な転勤等の理由で離職する際に、「 ジョブリターン資格〇級カード 」 「 フレキシブルジョブ資格カード 」 などを発行し、復職への導線を整える。

正社員と異なり、アルバイト・パートさんの多くは別の企業に応募し直すと昇給前の給与や待遇から……という背景もあり、導入した多くの企業様で高い成果を上げています。

仕事を覚え、日頃の職務実績など 「 一定の基準を満たした方 」 に、昇給後や昇格後の給与や待遇での復職を保証。

「 資格的意味合い 」 も込めて復職への途を整え、即戦力の潜在的応募者として繋がっておくわけです。

企業様の中には募集の際、求人広告を考える前に、まずこのジョブリターン資格者の方々に連絡し、求人広告費を大幅に削減させたケースもあります。

recruiting_low_cost_6

低予算募集のご案内。

紙面の都合で前回は触れられませんでしたが、最後は 「 ハローワーク 」 のご紹介です。

中途採用や正社員募集のイメージが強いハローワークですが、アルバイト・パートさん募集も多数扱っています。

初めて利用する場合は 「 事業所登録 」 、応募者の面接後は 「 採用結果の通知 」 が必要など、多少手間暇はかかりますが、最近はネットからの仮登録などWEB活用の環境も大きく進みました。

「 申請する時期は情報が更新されるピーク直後 」 にする、「 事業内容や仕事内容の記載の仕方を工夫する 」 など、ハローワークならではの応募効果を高める視点も忘れずに。

利用料金はもちろん無料ですし、公的機関という信頼性も安心。

更には、ケースごとでの各種助成金情報など、様々なアドバイスを受けられたというお声も戴いています。

←「募集採用のWEB活用」前章へ次章へ「採用活動を設計する」→

ページ上部へ戻る