アクトビジョン 人と組織の未来のために

集まる求人-企業の本分

2016.05.25

アルバイト・パート募集㉝集まる募集-法令順守

アルバイト・パートさんの採用や育成を担う皆様を、心から応援する連載コラム。
アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

アルバイト・パート募集のコツやポイント。
求人広告などでも今すぐできる、応募者を増やす方法・工夫の第9回。

今回は、時代の変化に伴い増えている『 有給休暇・社会保険・時給は1分単位 』などの記載についてご案内致しましょう。

有給休暇制度あり!社会保険加入制度あり♪正社員登用制度あり!時給は1分単位で累積支給‼22時~は時給25%UP!-図

□アルバイトさんも有給休暇制度あり!
□アルバイトさんも社会保険加入制度あり♪
□正社員登用制度あり!
□大好評!時給は1分単位で累積支給‼
□22時以降は時給25%UP!

『 時給欄 』に追記する時給25%UPを除き、主に『 待遇欄 』に記載されるこれらの工夫。

講演やセミナーでこちらのご案内に進むと、ご参加頂いている企業様によっては、

「 これ、どれも当たり前では? 」

というお声を頂くことばかりです。

けれど、これらの記載が確かに応募者増に繋がる時代。背景をご説明していきましょう。

ブラック企業の特徴-①アルバイト・パート層の有給休暇制度がない②加入要件を満たしても、社会保険加入制度がない③労働条件通知書や雇用契約書がない④就業規則がいつでも確認できるようになっていない⑤働く時間が6時間を超えも休憩時間がない⑥深夜割増や残業割増がない⑦時給計算が1分単位ではない-これらはダメの図

時代の変化の中、ブラック企業、ブラックバイトという概念の浸透が急速に進んでいます。

ブラック企業・ブラックバイトを慎重に見分けて応募する求職行動は、成人層のみならず、大学生や高校生の間でも『 ごくあたりまえ 』の時代。

仕事柄、アルバイト・パートさんにインタビューする機会も多いのですが、彼らや彼女らがブラック企業を見分けるポイントは主に次の7つのようです。

☞アルバイト・パート層への有給休暇制度がない
☞加入要件を満たしていても、社会保険加入制度がない
☞労働条件通知書や雇用契約書がない
☞就業規則がいつでも確認できるようになっていない
☞働く時間が6時間を超えも休憩時間がない
☞深夜割増や残業割増がない
☞時給計算が1分単位ではない

確かに上記は全て法律違反。

一部の若者層は、これらにより使用者に懲役や罰金刑が科せられることも知っていました。

「 僕らも自分たちを守るために、Lineやメールで情報交換をしていて 」

「 あのお店ダメってブラック募集は、あっという間にLineやメールで共有 」

と、

『 一人の体験や知識が、あっという間にコミュニティの共通知 』

になるのも時代の変化。

更にコミュニティは1つでなく、たくさんのコミュニティが少しずつ重なり合い、時間と共に地域全体の共通知へ広がっていきます。

若者の人口減少が続いている昨今、一度そのコミュニティにブラック企業と認識されると、その求人募集には終に誰も応募しなくなる……時代になってきています。

雇用&労働関連の法律改正の流れ-2013年4月労働契約法改正、2014年4月次世代育成支援対策推進法有効期限の延長、2015年4月パートタイム労働法改正、2015年9月労働者派遣法改正、2016年10月健康保険法・厚生年金保険法改正、今後労働基準改正の動き、毎年10月最低賃金改定

ここで、しっかり法定基準を認識し、店舗や現場で徹底する企業様が打ち出しているのが、有給休暇社会保険時給は1分単位で支給22時以降は25%UP等の記載、そして様々な法律改正の流れに伴う積極的な「 正社員登用制度 」の整備と記載です。

国は『 働き方改革 』を掲げ、上記のように次々と様々な法律を改正。

また、アルバイト・パートさんが成長・活躍する制度・環境を整える企業の支援・表彰制度を充実させる一方で、逆の企業へは徐々に罰則を強化しています。

法定基準を認識し各店舗や現場で徹底することが、ブラック企業やブラックバイトではない『 証明書 』 のような働きをし、応募者増に繋がる時代。

次回は、「 有給休暇 」「 社会保険 」「 時給は1分単位で支給 」などの記載の中で、まずアルバイト・パートさんの有給休暇制度について掘り下げていきましょう。

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2016.05.30

アルバイト・パート募集㉞集まる募集-有給休暇

アルバイト・パートさんの採用や育成を担う皆様を、熱く応援する連載コラム。
アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

アルバイト・パート募集のコツやポイント。
求人広告などでも今すぐできる、応募者を増やす方法・工夫の第10回。

前回を踏まえ、今回はアルバイト・パートさんの有給休暇についてご案内を進めましょう。

年次有給休暇付与通知書を貰って喜ぶ-図

□アルバイト・パートさんも有給休暇制度あり!

「 アルバイト休んで、お給料が貰えるなんて ( 喜 ) 」

社会経験の無かった学生アルバイトさんには初めての経験、特に喜ばれているそうですが、社会経験のある方にとっても有給休暇は嬉しい制度。

アルバイトさんへのインタビューでも

「 僕はアルバイトなのに、有給もらえて。これからもしっかり頑張らないと… 」
「 週2日しか働いていないのに、有給休暇が3日も。しっかりしている会社なんだと… 」

と、定着率UPモチベーションUP会社への信頼度UPにも繋がっています。

年次有給休暇 付与日数①☞週の労働日数が5日以上、または週の所定労働時間が30時間以上の場合-表

有給休暇の付与日数は、週の労働日数が5日以上、または週の労働時間が30時間以上の場合上記のようになっていて、労働時間が上記に満たない場合は下記のようになっています。

年次有給休暇 付与日数②週の労働時間が30時間未満、かつ週の労働日数が4日以下、または年間216日以下の場合-表

人事担当の新人研修等では、

「 えっ、週1日しか働かないアルバイトさんでも有給休暇が? 」

というお声を時折頂くこともありますが、週1日のアルバイトさんでも

☞雇い入れの日から6ヶ月以上経過
☞その期間の全労働日の8割以上出勤

を満たしていれば、労働基準法第39条により有給休暇を付与しなければならず、違反すると労働基準法第119条により6か月以下の懲役または30万以下の罰金刑が科せられます。

年次有給休暇付与通知書-例

募集対策だけでなく、アルバイト・パートさんの定着率活性化という意味からも、

☞アルバイト・パートさんを雇い入れる際の『 労働条件通知書 』
☞雇い入れ日から6か月経過したアルバイト・パートさんへの『 有給休暇付与通知書 』

などで、有給休暇については都度 『 書面 』で伝えるのがお勧めです。

☞会社への信頼感・安心感が高まる
☞満足感やモチベーションUPに繋がる
☞その後の活躍度、貢献度がUPする

と、アルバイト・パートさん、企業やお店双方に良い効果を発揮しています。

次回は、アルバイト・パートさんも対象となる社会保険のご案内へ進みましょう。

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2016.06.03

アルバイト・パート募集㉟集まる募集-社会保険

アルバイト・パートさんの採用や育成を担う皆様を、心から応援する連載コラム。
アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

アルバイト・パート募集のコツやポイント。
求人広告などでも今すぐできる、応募者を増やす方法・工夫の第11回。

今回は、アルバイト・パートさんの社会保険についてご案内を進めましょう。

労災保険・雇用保険・健康保険・厚生年金保険-図

□社会保険完備

こちらは、アルバイト・パートさんの中でも『 しっかり稼ぎたい・レギュラー勤務希望 』層の応募者を増やしたい場面で魅力要因となる一方、多くの情報量を持った学生層や主婦層へホワイト企業やホワイトバイトの証明のような役割も果たすと最近増加している記載です。

求人メディアにもよりますが、ほとんどの求人媒体で『 社会保険完備 』と記載できるのは、「 労災保険・雇用保険・健康保険・厚生年金保険 」 の4つが備わっていることが大前提。

社会保険は企業側の負担も大きいので、しっかり記載されているとブラックバイトではない安心材料のひとつになっています。

労働保険-労災保険・雇用保険 社会保険-健康保険・厚生年金保険 それぞれの加入対象-表s

こちらをクリックすると別画面で拡大します

労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金保険と、それぞれで加入対象が異なる社会保険。

☞労災保険は短期雇用や週1日勤務の方も含む全ての方
☞雇用保険は1週間の所定労働時間が20時間以上で31日以上の雇用見込がある方

が対象、健康保険と厚生年金保険は、

☞1日又は1週間の労働時間及び1ヶ月の所定労働日数が通常労働者の3/4以上

の方が対象となり、雇用保険、健康保険、厚生年金保険は、アルバイト・パートさん個々の勤務シフトが大きく関係するところです。 

健康保険と厚生年金保険-勤務シフトごとの加入対象・非加入対象図-通常の労働者の3/4以上で加入対象s

こちらをクリックすると別画面で拡大します

更に従業員が501人以上の会社は2016年10月から、健康保険や厚生年金保険も

☞学生でない方 ( 夜間・通信・定時制の方は対象 )
☞所定労働時間が週20時間以上の方
☞月額賃金が8.8万円以上の方
☞1年以上の勤務見込みのある方

であれば加入対象となり、2017年4月からは500人以下の会社でも労使で合意がなされれば同様に加入対象が拡大されます。  

健康保険と厚生年金保険-『加入対象の拡大』後の勤務シフトごとの加入対象・非加入対象図-所定労働時間20時間以上・月額賃金8.8万以上他s

こちらをクリックすると別画面で拡大します

採用や人事を担う方々の間では、これまで、いわゆる「 3/4ルール 」「 30時間ルール 」と言われていましたが、今後は501人以上の大手企業を中心に「 20時間 + 8.8万ルール 」も広がることが予測されます。

どちらにしても、加入対象の拡大と共に「 扶養内勤務を希望するか 」「 勤務シフト 」の組み方が変わってきますので、この辺りは注意が必要なところです。

週5日・1日8時間近く働いてくれる層をターゲットにする場合、「 社会保険完備 」の記載は安心材料だけでなく実際の処遇として大きな魅力要因になります。

一方、学生層や主婦層など「 扶養内で働きたい層 」にとっての「 社会保険完備 」の記載は安心材料として応募増に繋がりますが、実際の処遇としての想定はしていません

応募者層の多様化対策として、求人広告内に「 社会保険完備 」の記載でホワイト企業を証明しつつ、扶養内で働きたい学生や主婦層へ向け

☞扶養内勤務―もちろんOK!

などの記載を同時に加えておくパターンも増加していますので、ケースにより使い分けると良いでしょう。

次回は、時給は1分単位などの記載についてご案内を進めましょう。

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