アクトビジョン 人と組織の未来のために

育て上手な人3つのポイント

2012.09.10

育て上手な人に共通する 「 たった3つのコツ 」

アクトナビの藤井です。
毎々ご愛読頂きありがとうございます。

人材育成のコツやポイント。

前章 のご案内のように成長の主役は本人 …… である一方で、今日もあちこちの組織では、こんな会話も交わされています。

「 〇〇君の部下は、毎年成長が早いなぁ 」
「 〇〇さんに預ける新人は、毎年一人も辞めずに育っていくね 」

また、もう一方では、

「 〇〇君の部下は、毎年、みんな潰れてしまうなぁ 」
「 〇〇さんに預けると、みんな辞めてしまう…… 」

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いわば『 人が育つ上司と潰す上司 』というわけですが、この章では変化する時代の中、

「 人を育てる人がしている、たった3つのコツ 」

について触れておきましょう。

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①自己効力感・有能感

②有意味感・必要感

③自己選択感・自己決定感

ここで押さえておきたいのが、時代とともに変化する最近の新入社員特性

いよいよ平成生まれの新入社員たちが、自社の未来を担いだす……という時代の変化の中、上記の3つは、育成ポイントとして特に重要になってきているキーワードです。

育成マネジメントの基本は、組織状態やメンバー特性に合わせた引き出しの多さと対応力。

時代の変化に合わせ、求められる育成マネジメントのスタイルも徐々に変化しています。

自己効力感・有能感 」「 有意味感・必要感 」「 自己選択感・自己決定感 」それぞれについて、次回から順にご案内していきましょう。

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2012.09.14

育て上手な人①自己効力感・有能感

ご案内している人材育成のコツ。

育て上手な人の3つのポイント。

今回は、自己効力感・有能感についてご案内致しましょう。

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自己効力感・有能感とは、「 自分はできる 」「 自分にできそう 」という自分に対する自信のこと。

講演や研修の場では、かっこよく、self-efficacyと付け加えたりもしています。

最近、新入社員の3人に1人は3年以内に辞める……と言われますが、ここでよく話題になるのがこの自己効力感や有能感。

「 最近の新入社員は折れやすくて…… 」
「 最初はできなくて当たり前なのに、挫けやすくて…… 」
「 少しの失敗で辞めてしまった。叱っただけなのに辞めてしまった…… 」

という背景の理由の筆頭に、この自己効力感・有能感のもろさが挙げられています。

けれど、自己効力感・有能感は生まれ持った素質というわけではなく、経験や環境によって左右され形成されていくもの。

育て上手な人は、この自己効力感・有能感を大切に育みながら、人材育成に取り組んでいるわけです。

具体的には、

□褒めてほしい時に、褒める
□達成感、成長感、充実感を感じているときに共に喜ぶ
□ヒトを怒らず、コトを叱る
□おまえはだめだ…ではなく、この行動がだめだ
□君はかけがえのない存在…だから…私は悲しい

等、褒めてほしい時にしっかり褒める、達成感を感じている時一緒に喜ぶ、叱る場面では、新入社員という人そのものを主語に怒るのではなく、上司である自分の感情等を主語にし、その行動やプロセスを叱る。

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育て上手な人からは、いつも

「 あなたは一人の人間としてかけがえのない存在 」
「 あなたは共に仕事をするチームの一員 」

という揺るぎないスタンスが醸し出ています。
だから、育て上手な人の部署は人が辞めない。

更に人材育成の最も基本となる関わり……褒める・叱るが、まさに人を育てる関わり方になっている。
だから、人が育つ。

実際の育成場面では、他の2つのポイントと比較すると、本当にほんの少しの違いですが、これが平成生まれの新人を育てる最初のポイントです。

次回は、「 有意味感・必要感 」 についてご案内致しましょう。

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2012.09.20

育て上手な人②有意味感・必要感

ご案内している人材育成のコツ。

育て上手な人の3つのポイント。

今回は、有意味感・必要感についてご案内致しましょう。

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「 意味わかんな~い 」

「 それって必要? 」

「 意味ないじゃ~ん 」

電車の中。街角の交差点。コーヒーショップ。学校の学食……。
学生や若者たちの会話の中で、今日も上記のようなやりとりが聞こえてきます。

そんな彼ら彼女らも数年すると社会人。

今の若者たちは、何かがそこにあったり、何かを行ったりする場面で、その意味や必要感がとても重要な要素になっているのです。

「 有意味感・必要感 」 とは、その存在や行動、決定や指示・命令、時には仕事そのものの意味や意義、それをする理由・価値を理解し、納得し、時に共感しながら自発的に取り組む感覚のことです。

その仕事の意味や価値。我が部署が存在している理由や意義。
電話応対や名刺交換場面での礼儀や敬語やマナー等の理由や意義。

変化する時代。育て上手な人は、仕事を教える場面や仕事を依頼する場面等で、その意味や意義、必要性の背景を必ず一緒に添えています。

そうして、これらに対し「 理解→納得→共感→自発 」のステップを渡りきる。

昭和世代真っ盛りの方の中には、なんと手間暇がとお感じの方もいらっしゃるようですが、それが平成生まれの新人を育てる2つめのポイントです。

具体的には、

□コピーを依頼する場面で……

「 この資料、10部コピーして綴じておいて 」
だけでなく
○○社という大切なお客様への、プレゼンテーション資料として使うので
と目的や理由を添えてみる。

更に関係性の土台ができている方なら、コピーの後、

ありがとう。ばっちりだ。朝からバタバタしてたので、助かった。
これで◎◎さんも、○○社のプレゼンに関わった一人だね

と、小栗旬さんのように爽やかに添えても良いかもしれません。

□整理整頓を伝える場面で……

「 あちこちごちゃごちゃじゃないか!整理しなさい‼ 」
ではなく、
整理とは、必要なものと必要でないものを分け、必要でないものを捨てること
整頓とは、必要なものをすぐに誰でも取り出せるように、使いやすい置き場所を決めて、常に定物定置しておくこと
と整理整頓の本質を伝えてみる。

更に時間があるなら、理解→納得→共感→自発のステップへ、

「 モノを探す時間は、何の生産も生み出さず付加価値のない時間 」

「 整理整頓することで、モノを探す時間がゼロになる 」

「 だから、自分が整理整頓してないことで、一緒に働く人たちにモノを探させてしまうと、大切な人たちの時間や生産性を奪ってしまうことになるんだよ 」

「 その意味で共有スペースの整理整頓は、周りの人の大切な時間を尊重することなんだ 」

「 同じ意味で自分の周りの整理整頓は、自分自身の大切な時間や生産性を尊ぶことだよ 」

と、金八先生のように熱くその理由や意味・意義も添えてみても良いかもしれません。

次回は、「 自己選択感・自己決定感 」についてご案内致しましょう。

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