PDCA⑥ 目標設定の6条件
かけがえのない人材と、大切な組織をもっともっと進化・発展させたい……。
そんな熱い想いの皆様を心から応援する、組織活性化のための人材育成のヒント。
アクトナビの藤井です。
毎々お読み頂きありがとうございます。
これまでのご案内を踏まえ、この頁ではまず、最適な目標設定をマスターできるポイントを整理した 『 最適な目標設定の6条件 』 をご紹介しておきましょう。
『 目標設定Master条件 』 とも呼びご紹介している、目標設定の6つのポイント。
それぞれ覚えて頂き易いよう、最適な目標設定を 「 習得 」 し 「 熟達 」 する意の 『 Master 』 の頭文字で並べました。
① Measure 達成度合いが測定、評価できるものであること
② Agree 自ら自発的に行う、同意、共感、納得したものであること
③ Stretch 少し伸びをした成長感、発展感ある、わくわくするものであること
④ Time 時限設定、期限設定があること
⑤ Enable 実現可能な着手・遂行できるものであること
⑥ Role 組織やチームの中での役割や期待に即したものであること
前々回ご案内の 「目標設定の3つの課題」 の解決や、目標設定の基本 「 測定できること 」 「 時限 ( 期限 ) 設定があること 」 も再確認。
更に、若者の価値観の変化、人事制度の変化など昨今の傾向も踏まえて、今の時代の個々のメンバーが最適な目標設定をするための6ヶ条になっています。
「 夢をより具体的にし、そこに日付を入れると目標になる 」
といいますが、測定できず期限もない……まして本人の納得、共感もなく、自発的でもないのでは、単なる夢や憧れや押し付けになってしまい、G-PDCAサイクルを健全に回すことができません。
この意味では、大変化の時代の中、ますます重要になってきた、
『 目標を設定する力 』
自体を高められることも、このG-PDCA推進の嬉しい副産物といえるでしょう。
ここで、もう一度 『 G-PDCA ② 』 でご紹介した 「G-PDCAシート」 に戻りましょう。
ご紹介しているシート にも一例として押えましたが、「 目標 」 は上記を最低限満たすものであるということを、このシートにも記載。
目標設定の折々、確認しながら運用するのは如何でしょう。
シートを記入する度に、毎回再確認される目標設定のポイント。
健全なG-PDCAサイクルを回しながら、最適な目標を設定する社内風土を組織に浸透させていくことができます。
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