アクトビジョン 人と組織の未来のために

5月, 2015年

2015-05-29

アルバイト・パートさんの超活性化へ向けて

Q.

学生さんの卒業の季節が近づき、多くのアルバイト・パートさんが退職する中、
募集をしても応募が少なかったり、やっとの応募者も面接に現れなかったりと、
採用活動がなかなか上手くいきません。

求人募集や面接選考など、アルバイト・パートさんの採用活動のポイントや、
コツのようなものはあるのでしょうか?

………………………………………………………………………………………

Q.

業種柄、店舗に占めるアルバイト・パートの比率が年々高まっていますが、
採用してもすぐ辞めてしまう、なかなか戦力化できないなど苦戦が続きます。

アルバイト・パート活用、定着や育成、戦力化のコツを教えてください。

………………………………………………………………………………………

Q.

最近ではアルバイト・パート層にも人事制度を導入し、
責任ある仕事を任せたり、正社員への途を整えたりする企業が増えている
と聞きます。

弊社でもアルバイト・パートの育成や活用は重要な課題で、
アルバイト・パート独自の人事制度を考えているのですが……。 

………………………………………………………………………………………
 
お客様にお話を伺っていると、このようなご質問を頂くことがよくあります。

同じお悩みの方も多いのではないでしょうか。

サービス業や飲食業界、流通業界等、アルバイト・パートさんの比率が高い業界にとって、その採用や定着、育成や戦力化は企業力を左右する重要な課題です。

アルバイト・パートさんの比率が高い職場やお店でも、「 良いお店 」 や 「 良い職場 」 には、必ず優秀なアルバイト・パートさんたちがいるもの。

そして、更に 「 より良いお店 」 「 より良い職場 」 では、その優秀なアルバイト・パートさんたちが、『 楽しそうに 』 『 活き活きと 』 『 高いチームワークで 』 『 お客様に喜ばれることにやりがいを感じ 』 ながら働いています。

そんなお店や職場に共通する 『 ポイント 』 や 『 コツ 』 は何でしょう?

優秀なアルバイト・パートさんたちを集め、採用し、育成し、戦力になってもらうにはどうしたら良いのでしょう?

採用や面接のコツに続いては 『 アルバイト・パートさんの超活性化 』 をテーマに取り上げることとしました。

以下、大きく 『 集める!! 』 『 つかむ!! 』 『 育てる!! 』 『 活かす!! 』 という4つの側面に分け、順にご案内していきます。

1.組織活性化10のポイント
選手が数年ごとに入れ替わっても、甲子園に出場し続ける高校野球チームから学ぶこと

2.活性スパイラルに舵を切る!
「活性化している組織」と「不活性な組織」の違いとは?活性化への「5つのション」

3.アルバイト・パート活用の土台
アルバイト・パートさん比率の高い組織を支える強い土台の秘訣とは?

4.アルバイト・パート採用の現状
減少する求職者人口、増加する求人件数、上昇する有効求人倍率などから見えてくること

5.採用環境の変化に対応する
かつて誰も経験したことのない採用環境の時代。この変化に対応するには?

6.変化する時代のアルバイト・パート募集のコツ
今や媒体選択の工夫だけでは採用できない時代。新たなグランドでサインと完成形の描き方

7.アルバイト・パートさんが集まる理由
求人募集の成果を何倍にもする『 集まる理由・魅力要因 』の見つけ方、集め方、活かし方

8.求人募集を活かす「たった1つのコツ」
変化する時代。〇〇を整えなければ、様々な求人募集は活かされない!〇〇の整え方とは?

9.集まる求人募集-最近の傾向
とはいえ今すぐ応募者を増やしたい!「 今すぐできる応募者を増やすポイント 」とは?

10.面接率と定着率を高める『 応募受付 』のコツ
素敵な物語はいつもありがとうからはじまる、応募受付の3つのSと2つのM

11.定着率と育成力を高める『 面接・選考 』のポイント
今どきの面接はWでCMを意識する、定着率と育成力を高める面接時のi-PS

12.定着率を高め、成長を加速させる『 導入 』のコツ
『 オリエンテーション 』と『 導入 』で定着率は〇倍変わる

13.一人前に『 育成 』する5つの鍵
何をがんばる?どう頑張る?育成する5つの領域

14.組織やお店のワクワクする未来へ―アルバイト・パートさん活性化
人は明るい未来が鮮明になると頑張れる、人は素敵な仲間と一緒なら頑張れる

《 コラム一覧はこちら 》 ・ 《 コラムアーカイブスはこちら 》

←「面接選考のヒント前項へ次章へ組織活性化10のポイント」→

2015-05-25

自社の進化・発展のための面接

活性化する組織、進化・発展を続ける企業創りの入り口である人材採用。

採用活動を担う皆様をはじめ、企業経営者様や組織マネジメントを担う皆様にお贈りする、「 採用力 」 を高めるためのヒント集。

アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
ご案内してきた 面接力を高める5つのコツ 。

5つめとしてご案内の 「 ファン化・同志化 ( モチベイト ) 」 に関わる 「 同志的結合 」「 才に光を当てる面接 」

採用力を高める面接選考は、決してHow to だけでは語れない……という趣旨もあり、もう一頁だけご案内を続けましょう。

actnavi_super_activity_3_shoin_yoshida_3

 『 自分が塾を開くのは人に教えるためではない。

  世に優れた人を見つけ、親しく交際し、

  自分のとらわれている処を解き放ち、愚かな処を強制したいためである 』

前出 の吉田松陰は、松下村塾を開いた想いについて、こう書き記しています。

松下村塾は、人に教えるためではなかった。

自らの志を実現することを念頭に、自らを更に磨き高めるため。

そこには、幕末という大変化の時代にあって、松陰自身も行動し、為すべきことを為す……という、強い意志が根を張っているように感じます。

 
この言葉を人と組織の世界から改めて噛みしめる時、そこには、人材採用にも大いに通じるものが横たわります。

これまで 繰り返しお伝えしてきた 「 それはただ採用するためではない 」 という視界。

「 自社の強みを強化し、課題を改善し、更なる進化・発展を目指す採用 」 という視界。

 そして、面接選考の背景にある 「 応募者と面接担当者は対等である 」 という視界。

こういった視界があるからこそ、前回ご紹介のように 「 才 」 に光を当てる面接が、応募者と面接担当者という関係性を超えて、初めて出会う人と人が互いに学び合う……という場も創りだす。

これらを松陰の言葉でたどるなら、さながらこんな言葉になるでしょうか。

自分が面接をするのは、ただ人材を採用するためではない。

世に優れた人を見つけ、同志的結合で繋がり、

自社のとらわれているところを解き放ち、自社の更なる進化・発展を目指すためである。

面接選考は応募者を見極めるためではなく、自社や自組織の進化・発展のためのもの。

これは面接選考だけでなく、採用広報から応募受付に至るまで、採用活動全体に流れるべきなのかもしれません。

《 コラム一覧はこちら 》《 コラムアーカイブスはこちら 》
 
←「面接力UPのコツ5ファン化・同志化」前章へ・次章へ「アルバイト・パート活性化」→

2015-05-20

学ぶ面接 刻まれる面接

前回 ご紹介の 「 才 」 に光を当てる面接。

この 「 才 」 は、卓越した資質や、極めて専門的な能力、長年に渡り培われたスキルなど、突き抜けたものだけを示すわけではありません。

それは、ごく些細なことから語られるシーンの方が多いものです。

 
以前、面接の資料としてお渡ししたレジメを、とても丁寧に取り扱っている応募者に出会ったことがありました。

セミナーや研修も同様ですが、様々な説明の後、渡したレジメは少なからず皺がよったり、時にはたくさんの折れ目が入ったりするものです。

それを、とても丁寧に扱ってくれ、渡した綺麗な状態そのままに、持参したクリアケースに収めて大切なものをしまうように鞄に入れようとしています。

よく見ると、鞄の置き方、脱いだコートのたたみかた、手帳や使っているボールペンまで、同じようにとても大切にしていました。

私は思わず声を掛けます。

「 〇〇さんは、とても物を大切にしていますね。

 自分の持ち物だけでなく、お渡ししたレジメまで、とても丁寧に扱ってくれている  」

 そして、もう一言。

「 物を大切にする人には、自己管理力の高い人が多いんです。

 それに、命や自然や出会う人たちへのそれも含めて、感謝心の高い人も 」

面接の終盤でそう声を掛けられたら、皆様はどう受け取るでしょう?

同様の場面で、戸惑ったり、驚いたりする応募者も決して少なくありません。

けれど、その応募者は輝くような笑顔を見せ、感謝の言葉を一言。

『 ありがとうございます 』

そして、私の同意を求めた上で、現在はニューヨークヤンキースに所属するイチロー選手の話を聞かせてくれました。

◊ ◊ ◊

バットの木は、自然が何十年もかけて育てたものです。

僕のバットは、この自然が育てた木から、たくさんの人の手をかけ生まれたものです。

昔、一度バットを投げて、とても嫌な気持ちになったことがあります。

自然に感謝して、生み出してくれた人たちの気持ちを考えるなら、僕はバットを投げたり、地面に叩きつけたりはできません。

自然が何十年もかけ育んだものから、たくさんの人たちが想いをこめて生み出してくれたバットやグローブ。

このバットやグローブのおかげで野球ができるのです。

プロとして道具を大切に扱うのは、当然のことです……。

 ◊ ◊ ◊

真摯に高みを目指し続け、次々と記録や記憶を塗り替える礎には、イチロー選手ならではのそんな想いがあるのだと言います。

その応募者は学生時代この話を聞き、とても感銘を受け、自分が使うものも同じように……と考えたんだそうです。

私も面接選考をする立場ながら、胸に響くものを感じました。

そして、イチロー選手の話には及ばないけれど……と前置きし、こう返します。

「 これは学習塾を展開している社長様に聞いた話なんですが、
  鉛筆や消しゴム、レジメを丁寧に扱う子供ほど、成績が良い傾向があるんだそうです。

 そのレジメは私が書いたんですが、そこまで丁寧に扱ってくれとても嬉しくなります。

 物を大切にする人は、人を喜ばせる人でもあるんですね 」

私の言葉に、応募者はまた満面の笑顔を浮かべます。

そして、藤井さんが書いたんですね……と、レジメの内容のいくかについて、湧き上がっていた様々な想いを語ってくれました。

それは、面接に訪れる方々に私が伝えたいことを、しっかり受け止めてくれた上での想い。

終わりかけていた面接は、そこから少し延長されていきました。

そこからの時間は短いものでしたが、今も私の中に刻まれています。

面接というより、初めて出会った人と人が、互いに学び合い、認め合う時間のように……。

←「面接力UPのコツ5ファン化・同志化」前章へ・続きへ「面接力と組織活性P2」→

ページ上部へ戻る