アクトビジョン 人と組織の未来のために

4月, 2015年

2015-04-27

面接力UPのコツ5 ファン化・同志化(モチベイト)⑨

活性化する組織、進化発展する企業創りの入り口……人材採用。

面接選考や募集採用を担う皆様をはじめ、企業経営や組織マネジメントを担う皆様に贈る 「 採用力 」 を高めるためのヒント集。

アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
ご案内しているファン化・同志化 ( モチベイト )

前回ご案内の 「 モチベーション3×3 」 の応用。

ここで大切なのが、ベネフィットで語る 」 ということです。

営業やマーケティングの世界では、

セールス・セリングポイント – 売る側からの、売りにしたいポイント

と相対して使われる

ベネフィット・ベネフィティングポイント – お客様の利点、お客様側から見た利用価値

ですが、ここでは、採用したい人材の側に立ち、採用したい方が何を求めているのか……に沿って、より伝わりやすいように語ることを言います。

 
例えば、知識やスキルの向上を重視し、成長やキャリアアップを優先している方。

この方に福利厚生の充実や休暇制度の話ばかりしても、高い意欲には繋がらないでしょう。

同様に、最終的には職場風土やコミュニケーション環境を決め手に……という方に、給与や役職の話ばかりでも、動機はなかなか固まりません。

採用したい人材の、意欲が掻き立てられるポイントはどこなのか。

何を求め、何を重視していて、どの部分で立ち止まっているのか。

ここに沿って伝わりやすいように、「 ベネフィットで語る 」 ことが大切なのです。

 
何を語るかは、以前もご案内した 『 魅力要因 』 『 採用USP 』 抽出のプロセス が役立つでしょう。

これまでも何度かご紹介していますが、この頁でも添付しておきましょう。

saiyoukouhou_07

採用したい人材が、最後に飛び越えたい壁はどこにあるのか。

もう一歩踏み込みたい要因は何なのか。

様々な状況に対して支援できるよう、それぞれの引出しを用意しておくことが大切です。

 
どう語るかのポイントについては、5つほど整理しておきましょう。

① ( 採用したい人材の ) 長所と繋げて語る

前回 の、自己効力感と通じますが、要所要所で採用したい方の長所だと受け取った部分をしっかりと言葉にし、その部分と繋げて語りましょう。 

②短い言葉で語る

熱が入ると、ついだらだらと長く語りがちですが、焦点がぼやけないよう短い言葉で端的に語りましょう。

③イメージしてもらう

場合によっては、直属の上司や同僚になる方々との面談、実際の職場のツアーを挟むなど、よりイメージしやすい演出も良いでしょう。

④具体的に語る

数字やシーン、具体的なエピソードなどを交えることで、よりリアリティを持って意思決定しやすくなります。

⑤化粧をしない

熱意は込めても、実際以上に良く見せようと化粧はしないことです。入社直後の離職率は、ここに原因があることが多いものです。素顔で熱く語る姿こそ、同志化への近道です。

 

面接選考全体を通し大切な要素であるファン化・同志化 ( モチベイト )

変化する時代の中で、面接を担う方も変化することが求められるようになりました。

多様化が進む時代の中、面接を担う方によっては、この要素を発揮するために準備や練習が必要かもしれません。

2020年東京オリンピックを引き寄せた日本招致チームのように、本当に伝えたいからこそ、準備をし、練習もする。

だからこそ、出会いの意味に何らかの命を吹き込めるような面接に……なるのでしょう。

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2015-04-20

面接力UPのコツ5 ファン化・同志化(モチベイト)⑧

活性化する組織、発展する企業創りの入り口……募集採用。

人材採用や面接選考を担う皆様をはじめ、企業経営や組織マネジメントを担う皆様に贈る 「 採用力 」 を高めるための連載コラム。

アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
面接力を高める 5つのポイント

その5つめとしてご案内しているファン化・同志化 ( モチベイト )

前回までは、この要素が充分に発揮されている面接選考の共通点をご案内してきました。

この頁から、特に 『 採用したい人材 』 と出会った場面……に焦点をあてていきましょう。

 
面接を進め、応募者が 『 採用したい人材 』 だと確信した場面では、「 ファン化 」 を越え 「 同志化 」 への働きかけに移っていきます。

「 同志化 」 とは、入社への意欲や、自社で働く動機を高めること。

別の見方をするなら、応募者の採用を決めるだけでなく、入社後にイキイキと活躍し、高いパフォーマンスを発揮できる土壌を創る……ことだといえるでしょう。

以前、「 採用と育成・戦力化は一体 」 であり、「 採用とビジョンの実現は一体 」 であるとご案内したように、より良い面接選考は、理念やビジョンと深く繋がっているものです。

入社した後でようやく育成や戦力化の扉を開けるのではなく、採用を決めたその瞬間から、扉を大きく開いていくわけです。

 
ここでご案内したいのが、人材育成のヒントの項 でご紹介した 「 モチベーション3×3 」 の応用です。

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またまた昔の流行歌の節に乗せるなら、現在、人、未来~♪♪♪からのアプローチ。

この視点からのアプローチは、面接選考のファン化・同志化 ( モチベイト ) にも大きな力を発揮します。

以前のご案内同様、未来から順にご案内していきましょう。

………………………………………………………………………………………

人は、イメージでき確信できるわくわくする明るい未来に向う時、そのハートを熱くする。

自社や自組織は何を目指し、どんな未来を実現したいのか。

この仕事はどんな価値を生み出し、どんな未来を創っているのか。

そして、もし入社するなら、この組織で何を目指し、どんなことを実現したいのか。 

「  採用したい人材  」 との出会いで、多くの時間が割かれるのが、この未来を語りあう場面です。

ここでは後述する「 ifのスキル 」 も活躍。

夢や志、理念やビジョンを通して、自社の存在意義、仕事の真価に共感してもらう。

それについて応募者に話題を投げかけ、応募者からも語ってもらう。

語り合いながら、そこに躍動感が出て、リアリティが膨らんでいくところを目指してみる。

これは、おぼろげだった動機を固め、大きなモチベイトに繋がります。

………………………………………………………………………………………

人は、共感し信頼し、尊敬できる大好きな人たちと共に歩む時、そのハートを熱くする。

ラポールや鏡の法則など、これまでも繰り返しご案内していますが、このポイントの基礎となるのは、

『 人と人との出会い 』 『 人との交流 』 が応募者の心に深く刻まれる面接

であることです。

その上で、面接担当者自身が、自分が入社を決めた理由、この組織で成し遂げてきた仕事、この仕事を通して得た喜びや感動……など、様々な自分自身を語る

この時、既に応募者の取材・観察 ( インタビュー ) は済んでいる場面が多いので、話の中で、応募者と重なり合う話題は投げかけ、互いに自分自身を語り合う

 そこに生まれる共感や信頼を育むことは、大きなモチベイトに繋がります。

………………………………………………………………………………………

人は、現在大切にされ必要とされ、充実感と自己効力感が伴う時、そのハートを熱くする。

このアプローチでも、その基礎となっているのが、応募受付や対面の場面から続く応募者に対するウエルカムのスタンスです。

歓迎・認知され、大切にされ、心地良い雰囲気の中で、自己重要感、自己効力感を高められている。

なんだか素敵な物語がはじまるような感覚を覚える。

この基礎の上にあるのなら、例えば具体的な業務説明、入社後の待遇や処遇の説明でさえ、モチベイトのための機会になります。

入社後の業務や職務、お願いしたい役割。

必要な知識やスキルと身に着けられる知識やスキル。

当面の目標と将来の目標。

評価のしくみやキャリアパスプラン。

直属の上司や共に働くチームメンバーのこと。

こういった説明の中で、ぜひあなたに……あなたでなければ……を伝えていくわけです。

応募者の中に芽生える、自分は今、この組織に必要とされている……

これから担う仕事は、自分がやらなければ……を大切に慈しむ。

業務説明や待遇や処遇の説明は、できるだけ面接選考の後半に……とお勧めしているのは、「 採用したい人材 」 に対し、それが大きなモチベイトに繋がるからです。

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2015-04-16

面接力UPのコツ5 ファン化・同志化(モチベイト)⑦

活性化する組織、発展する企業創りの入り口……人材採用。

人事担当者様や面接を担う皆様をはじめ、企業経営や組織マネジメントを担う皆様に贈る 「 採用力 」 を高めるためのヒント集。

アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
ご案内している 面接力を高める5つのポイント 。

その5つめとしてご案内しているファン化・同志化 ( モチベイト )

先にご紹介した 『 IPSポイント 』 に加え、この要素が活性化している面接選考の共通ポイントを更に辿ると、再び浮かび上がってくるのが、以前 応募受付の項 でご案内した3つのSです。

自社や自組織のファンを広げ、採用したい人材との絆を深める面接への鍵。

先のご案内と合わせ 『 IPS+3Sポイント 』 としておきましょう。

ips_and_3s

 
再登場の『 3Sポイント 』 。

以前のご紹介は 「 応募から面接へ 」 の視点が中心でしたが、実は、この3つのSは、面接選考、延いては後の合否連絡や導入への場面で留意しておきたいポイントでもあります。

それぞれ、面接選考以降の留意点を押さえ直しておきましょう。

 
1つめのSpeed ( スピード ) については、面接の段階から先では、その迅速さというより、心地よいベストなタイミング、テンポの良さが大切です。

かなり昔の私の失敗談になりますが、一日でも早く……と採用を焦っていた時期、本当に採用したい人材と出会えたあまり、面接直後に合否を伝えてしまったことがありました。

結果は……ようやく良い人材と出会えたというのに辞退。原因は、そのタイミングの悪さでした。

「 過ぎたるは猶及ばざるが如し 」 という言葉通り、面接選考で迅速過ぎるのも良くない結果を招きます。

二次面接、三次面接と面接設計をしている場合の次の面接への連絡や、合否等の連絡には、最適なスピードとタイミングがある。

それを外すと、違和感や不安感を募らせてしまう……。

この事例は、未熟だった私に大切なことを学ばせてくれた経験でした。

良い面接選考は早すぎず遅すぎず、最適なスピードで心地よいリズムを刻みます。

 
2つめのSmooth ( スムーズ ) で改めて押さえておきたいのは、面接後の応募者と繋がる力です。

最近、「 繋がりやすさNo.1 」 というフレーズを其処此処で耳にしますが、面接選考でもこれは大切な要素です。

良い面接ができたけれど、その後、応募者となかなか連絡がつかない……というお悩みを、意外にも多くの方が口にされています。

では、連絡方法や最適な日時などを応募者とすり合わせたのですか?……とお伺いすると、ここが見逃されているところ。

以前ご案内 の応募受付シートに 「 連絡可能時間帯・連絡時の注意事項 」 があるように、連絡は、応募者の事情や属性を把握して合わせることが肝心なのです。

面接の前後に応募者のスケジュールなどを訊き、次の面接や合否連絡の手段や日程などをしっかりすり合わせる。

応募者の属性に合わせ、連絡の取り易い方法や時間帯などを把握し、記録しておく。

「 繋がりやすさNo.1 」 のスムーズな面接選考のためには、ほんの少しの配慮が大切です。

 
3つめのStance ( スタンス ) については、改めて こちら でのご案内を押さえ直しておきましょう。

面接力の高い方々の中には、「 縁 」 や 「 必然 」 という言葉を、迷うことなく使われる方々が多数いらっしゃいます。

面接選考という機会ではありますが、その出会いの意味に、何らかの命を吹き込むようなスタンスで応募者と時を過ごしている……。

例え採用しない方であっても、そこから広がる別の形での物語を、より光り輝くものにしようとしているかのようですし、採用したい方とは、共に歩む未来をわくわくしながら共有しようとしています。

素敵な物語はいつも 『 ありがとう 』 からはじまる……。

またまた私らしい締めくくりになってしまいましたが、こういった感覚こそが、ファン化・同志化 ( モチベイト ) の源泉なのかもしれません。

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