アクトビジョン 人と組織の未来のために

10月, 2013年

2013-10-25

どの媒体で、誰に、何を、どんな表現で、どう伝える②

ご案内している採用広報力の4つめの鍵。

前回『コンセプト設計』 に続いて、『媒体・出稿戦略』『原稿内容・訴求戦略』 に進みましょう。

 
『 媒体・出稿戦略 』では、以前 ご紹介した “ 彼を知り…… ” の出番です。

どの媒体が、どんなターゲット層を得意としているのか。

この地域では、どの媒体が強いのか。

限られた予算の中で、最も効果を得られる選択は……。

『 メディア特性 』 を事前に押さえておくことが、より効果的な採用広報を可能にします。

ここは、ともすると 「 どの媒体を選択するか 」 ばかりを思い浮かべがちになりますが、 「 インデックス選定 」「 メディアMix 」 を視界に入れ、広告スペースや掲載の時期、掲載の連続性などの 「 出稿量・時期・スケジュール 」 までをコントロールしていくことが、高い応募効果へのポイントです。

同じ媒体でも、インデックスの選択で応募効果は大きく変わります。

異種のメディアを組み合わせれば、各メディアの弱点を補い合うこともできます。

出稿量や出稿時期、スケジュール設定も少しの違いで応募効果を大きく左右するものです。

ここを押さえないのは、海辺のお洒落なリゾートホテルに泊まるのに、オーシャンビューの部屋かどうかを確認しないくらい残念なことです。

◊ ◊ ◊

次に 『 原稿内容・訴求戦略 』です。

ここで、いよいよ実際の求人広告や広報物の制作となります。

前述の 『 コンセプト設計 』 で決めた 「 何を・どんな素材で 」 と 「 どんな表現で 」 「 どう伝える 」 のかの骨組みを基に、実際の広告や広報物の制作・出稿を進めます。

もちろん、それぞれのメディアの 「 規格 」 や 「 規定 」 によって、「 やりたいこと 」と 「 できること 」 に多少の差異は生じます。

「 何を 」 のところで、

多くの魅力要因が抽出された場合でも、何でもかんでもとにかく詰め込もうとしないこと

とご案内しましたが、広告スペースは限られています。

以前ご紹介の メインディッシュとサイドディッシュ に例えれば、限られたスペースにメインディッシュばかりこれでもか!と詰め込まれているコースメニューでは、逆に腰が引けてしまうという反応を呼び起こしがちです。

魅力的なコースメニューが中心となるメインディッシュを核に組み立てられているように、基本的には、ひとつの求人広告で中心になる魅力要因を核にして構成している広告の方が、高い応募効果に繋がっています。

スペースの大きさによって異なる手法はありますが、基本、ひとつの広告にあれもこれもと雑多に詰め込んでしまうと、結局どれもターゲットに伝わりきらないことが多いのです。

それでも伝えたい魅力要因は、多くの媒体には職種、勤務地、時間、資格、待遇、応募方法などの 「 データ欄 」 がありますので、ここで工夫し伝えるという手法があります。

「 データ欄 」 は項目別になっているとこが多いので、それぞれ文字数が許される限り充実させていきましょう。

ここでは、応募受付や選考の工夫ができるなら、それもぜひ武器にしたいところ。

少しの工夫による応募しやすさ、受付への導線は、応募行動までの導火線を強化する働きを持っています。

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2013-10-21

どの媒体で、誰に、何を、どんな表現で、どう伝える①

募集採用活動を担う皆様をはじめ、人と組織のわくわくする未来を想う全ての皆様に贈る「 採用力 」 を高めるためのヒント集!!

アクトナビの藤井です。毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
成功する募集採用活動。採用広報力を高める5つの鍵

前章『 ポジショニング 』 のステップを踏まえたら、いよいよ4つめの扉です。

4つめの扉は、媒体を選定し、広告を制作し、実際に広報していくステップ。

『 誰に 』 『 何を 』 『 どんな表現で 』 『 どう伝え 』 、たくさんの 『 求める人物像 』 を集めるのか。

これまでの “ 天の利、地の利、時の利…… ” と “ 彼を知り己を知れば…… ” にならった、それぞれのポイント。

これらを押えた上で、『 どの媒体で 』 『 どのように 』 掲載して採用を成功させるのか。

それを具体化していくのが、ご紹介した図の中ほど、

『 コンセプト設計 』 『 媒体・出稿戦略』 『 原稿内容・訴求戦略 』

と、トライアングルに並んでいる部分になります。

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こちらも広告代理店や制作プロダクションの方と共に進めることが多いかもしれませんが、2回に分け、簡単に掘り下げておきましょう。

◊ ◊ ◊

まず 『 コンセプト設計 』 についてです。

『 コンセプト設計 』 では、「 誰に 」 「 何を 」 「 どんな表現で 」 「 どう伝える 」 か……の骨組みを決めていきます。

「 どの媒体で…… 」 「 どんなスケジュールで…… 」 「 どういう原稿で…… 」 の前に、これらに縛られない発想で、先に骨組みを組み立てる手順が高い応募効果を引き出します。

 
「 誰に 」は、求める人物像を基にした採用ターゲットの設定

難易度の高い採用の場合、どこに住んでいて、どんな仕事をしていて、どんな経験があり、どんなことに興味・関心があって……と、それこそ家族構成や乗る車までキャラクタライズすることもあります。

伝説の求人広告の頁でご案内したように、

「 あ、これはまさに自分のことだ! 」

「 この募集は、自分に対して呼びかけている! 」

と感じてしまう求人広告は、どれも高い応募効果に繋がっています。

キャラクタライズした通りの応募者が面接に現れる瞬間は、採用担当者冥利に尽きる場面のひとつかもしれません。

 
「 何を 」は、抽出された魅力要因・課題要因から、どのセグメントをメインデッシュに設定し、どのセグメントをサイドデイッシュとして活用するのかの選定です。

詳しくは後述致しますが、多くの魅力要因が抽出された場合でも、喜び勇んで何でもかんでもとにかく詰め込んでしまうのではなく、中心となる魅力要因を絞り込み、メインとサイドの視点で選定していくことが大切です。

ここで重要なのは、そこに設定した採用ターゲットとの 「 共感の接点 」 があるかどうか。

朝食はご飯とみそ汁派……という方に、生クリームたっぷりのパンケーキを押し付けても、高い応募効果には繋がらないでしょう。

 
「 どんな表現で 」 は、デザインやコピー、写真やイラストなどの表現手法の選択です。

私が新人の頃、携わる媒体がモノクロからカラーに変わっただけでその表現の広がりに狂喜したものですが、最近は音や動画など様々なチャネルも増えて、表現手法の選択の幅は更に大きく広がりました。

論理に訴える表現と、感情に訴える表現。

言語で訴える表現と視覚に訴える表現 ( 最近は、視覚と聴覚で訴える表現もあります ) 。

これらは、「 誰に 」伝えるのかによって、最適な選択が変わります。

また、「 何を 」 伝えるのかによって、それぞれのアイテムの得意、不得意を踏まえることも大切です。

タキシードやドレスを着て訪れるパーティなのに、ラーメンや餃子ばかりをこれでもか……と並べても、応募効果には繋がりません。

逆に、お腹をペコペコにした体育会系男子たちに、目に鮮やかなオードブルが少しだけ……でも、同じことが言えるでしょう。

「 誰に 」「 何を 」 伝えたいのかによって、最適なアイテム、得意な表現手法を選択して、組み合わせていくことが大切です。

 
「 どう伝えるのか 」「 何を 」伝えるのか……に活き活きとした魂を吹き込みます。

採用ターゲットに対し、伝わり易い言葉を使う。

伝えていく順序とストーリーを工夫する。

ビジュアルを効果的に使い、コピーで説き進める。

感情とロジックを組み合わせる。

エピソードやシーンを交える。

具体例や具体的な数字やデータで伝える。

心に残るキーワードで伝える。

イメージが浮かんでくるように伝える……。

このあたりは日々の仕事の中での、プレゼンテーションに通じるところでもあります。

 
次回は、『媒体・出稿戦略』と『原稿内容・訴求戦略』をご案内致しましょう。

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2013-10-15

採用広報力を押し上げる『採用USP』

組織活性化、最高のチーム創りの入り口である人材採用。
募集採用活動を担う皆様をはじめ、人と組織の活性化を担う皆様に贈るヒント集。

アクトナビの藤井です。
毎々ご愛読頂きありがとうございます。

 
ご案内している 『 採用広報力 』 の 全体フロー 

3つめのステップで、よくご質問を頂くのが 『 採用USP 』 についてです。

このご説明には、ちょっとだけ広告業界の考え方もご案内させて戴きましょう。
 
 
『 USP 』 とは

『 Unique Selling Proposition (ユニーク セリング プロポジション) 』

の略で、簡単に言えば “ 商品や店舗の独自の強み ” のことです。

“ お客様が自社の商品を買う独特の理由 ”

“ お客様に選ばれる自社・自店ならではの理由 ”

と考えても良いでしょう。

代表的な例では、“ お口で溶けて手で溶けない ” あのチョコレートや、“ 吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機 ” のあの電気機器メーカー。

“ 熱々の手作りピザ を 30分以内にお届け!! ” のあのピザチェーンや “ 地球上で最大級の品揃え ” のあの通販WEBサイトは、皆様にも身近な存在かもしれません。

最近目にしたもので思わず唸ってしまったのは、排気が空気清浄機なみにクリーンで、吸引音がとても静かな掃除機のUSPでしょうか。

その掃除機の横には、“ 赤ちゃんが寝ていても、安心してお掃除!!  ” 。

これはお母さんたちはたまりません。ターゲットも明確なUSP で、私も舌を巻きました。

『 USP 』 を明確にすることで、なかなか売れなかったものが劇的に売れた。

『 USP 』 を明確にすることで、ブランド力を高めることができた。

『 USP 』 を明確にすることで、田舎町の小さなお店が世界的大企業になった……。

マーケティングや広告の世界では、そんな沢山の伝説や事例とともに、広く活用されている考え方のひとつです。

 
この 『 USP 』 を、募集・採用活動に応用したものが 『 採用USP 』 です。

募集・採用活動での “ 自社や自店舗の独特の強み ” 

採用ターゲットとなる応募者が “ 自社、自店舗を選ぶ理由 ”

……というわけです。

 ユニークとは、他に類を見ない、独自の。

セリングは、売りになる。

プロポジションは、提案、主張……という意味ですが、言葉の成り立ちでは、結婚を申し込む時の “ プロポーズ (Propose) ” の親戚でもあります。

これは、人材募集や採用活動の中で味わう “ 独特のあの想い ” とも相通じていて、『 採用USP  』 という言葉に、どこか奥深さや親近感を感じさせてもくれます。

『 採用広報 』 の2つめのステップでは、この 『 採用USP  』 を明確にする ことが、とても有効です。

以前ご案内の 『 採用力 』 を構成する  事業力・企業力仕事内容・仕事環境待遇・処遇・制度

これらのひとつひとつに着手することで高まった 『 採用力 』 を、実際の採用広報活動の中で結果・成果に結びつける大きな架け橋。

それが、この 『 採用USP 』 でもあるのです。

『 USP  』 を明確にすると、ブランド力や企業規模や売上が向上する。

同様に、 『 採用USP 』 を明確にすると、募集効果や採用活動の成果が向上します。

皆様の組織やお店の 『 採用USP  』 。

ぜひ明確にし、活用してみては如何でしょうか。

アクトナビは、独自の手法で各企業様の 『 採用USP  』を明確にし、採用活動へ120%活用するお手伝いもしています。

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